お知らせ

むし歯治療について(コンポジットレジン編)

山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」の院長の沖田です。

 

9月になり、だいぶ秋らしくなって朝晩が涼しくなってきましたね^ ^

新型コロナの感染者も徐々に減っているような感じですし

過ごしやすい秋になって欲しいですね。

ただ、少しずれてはいますが台風の接近が(・_・;

秋は台風シーズンですし、これからもっと増えてきそうですが

今回の台風も直撃ではないにしり風や大雨が心配ですし、できるだけ災害に備えて過ごされてください。

 

今回はむし歯治療についてですが

当院ではむし歯治療の際はできるだけコンポジットレジンという白い詰め物を使った治療をしています。

むし歯を除去し、唾液が入らないようにしながらお口の中で直接詰め物をしていく治療です。

これは削る範囲が少なくて済む、白くて審美的、当日にむし歯治療を終えることができるメリットがあります。

当日に治療を終えることは仮のふたなどをせずに済むので、仮ふたが外れて染みたり痛むことが減ったり、隙間から感染するのを防ぐことができます。

デメリットは、デリケートな材料で水分に弱いこと、固まる際に小さくなる(収縮)するので何度かに分けて少しづつ詰める必要がある、強度が弱い

お口の中で直接詰めるので複雑な形を作るのが難しかったりするので手技的な難易度が高いなどがあります。

(削って形を作らずに埋めるだけならすぐ終わるので、手技的な難易度の考え方は医院さんによって違うかもしれませんが)

最近は材質も良くなって、強度も増していますが

むし歯を除去した後が大きすぎる穴になったり、噛み合わせに関わる部分には使用が難しい時がことがあります。

保険治療でのコンポジットレジン修復の前後ですが。

可能であればただ埋めるだけでなく、できるだけ自然な歯の形に近づけた詰め方を心がけています。

これくらいの小さなむし歯でもインレーと言われる小さな金属が入っておられる方もおられますが

できるだけ金属を使用した治療はしたくないので、当院ではご説明後にもっと大きな穴でもコンポジットレジンを使用した治療をすることも多いです。

保険診療の場合は様々な制限があり治療に限界がありますが、その中でできる限りしっかりした治療を心がけておりますし

保険外診療でやる場合にやり方や材料が自由になる分よりこだわった治療を行うことが可能です。

 

金属で治療をされていても、小さな場合は外してコンポジットレジンで修復する場合もありますが

基本的には小さな虫歯に行う治療なので、可能かどうかは実際に拝見してみないとわかりませんので(・・;)

もし気になっている歯があればお気軽にご相談ください。

他の治療方法についてはまた別の機会にご紹介したい思います!

 

9月はスタッフのお休みがあったりで人手が少ない日や時間もありますので

ご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが

ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

インプラント治療を考えるタイミング

山口県宇部市の歯科医院、「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。

宇部市でも朝晩が涼しくなってきて秋が近づいている感じがしますね(^^)

日中も風があれば日陰ではエアコンなしでも過ごせるくらいでしょうか

(この夏の診療日のお昼休みは院長室でエアコンなしで過ごしているので、あくまで体感ですが^^;)

ただ、暑さで気付かないうちに脱水症状になっていることもあるので、涼しくして水分補給を忘れずにされてください!!

 

タイトルですが

インプラントを考えるのは歯がない場所がすでにあるか、歯を抜かないといけなくなった場合ですが

前者の歯がない場合は、何かで補う必要があると思ったら考えやすいかと思います。

(インプラントはあくまで歯がない場所の治療方法の1つで、義歯やブリッジなどを含めて治療を考えますが、今回はインプラント治療についてのお話を)

後者のまだ歯があるけど抜かないといけない場合が難しいのですが

一般的によくあるのが抜かないと行けないから先に歯を抜いて、それから治癒を待って治療をどうしましょうか?となることです。

この場合抜いてから治療方法を決めるので、考える時間があったり、感染している場合は完全に治癒してからなので感染リスクなども減ります。

ただ、その時の大きな問題は時間が経つと骨や歯肉が大きく減ってしまうことです。

歯は骨の中で多くが頬側の方に寄っており、抜いた後は顎の骨が頬側から痩せていきます。

これは数ヶ月ですぐに起こってきます。

痩せた骨でインプラントができないという場合は骨造成と言われる、人工的に骨を作る治療をしてインプラントをするのですが

やはり無くなった骨を作るのは大変ですし、もし幅だけでなく高さもない場合は骨を作る難易度は格段に上がります(゚o゚;;

しかも、治癒に時間がかかり、大きく骨が無くなった場合は骨造成だけを行なって、骨ができてからインプラント治療となるのでかなりの期間を要します。

 

そうすると、どういったことを考えるか??

歯を抜く時に骨をなるべく減らさない処置をする、もしくは抜歯と同時にインプラントを入れてしまうことです。

こうすると、骨の吸収を最小限に抑えることができたり、治療期間を短縮することができます。

もちろん難易度が上がったり、抜歯する歯の状態によっては様々なリスクがありますが

後で骨を作ったり、歯肉を作るために何度もオペをしたりすることを回避できます。

こちらのCT画像ですが、歯を抜く前に診断を行い

抜歯と同時にインプラントを入れてしまう、抜歯即時埋入と呼ばれるオペをしています。

これで、歯を抜いて治癒を待つ期間と骨を作る期間、インプラントが骨とくっつく期間を同時に待てるので

通常の歯を抜いて治癒を待ってからインプラント治療をされる場合に比べて半分くらいの期間で治療を終えられます(°_°)

 

なので、当院でインプラント治療を考えるのは可能であれば抜歯前

抜歯する前にレントゲンや歯の状態を確認するために資料をとり、それに基づいて治療方法を考えて説明、治療方法を選択を頂いてから抜歯を考えます。

(もちろん歯を失う原因を考え、それを解決させるために全体的な治療が必要な場合はそういった説明もさせて頂きます)

難易度は高くなりますが

抜歯即時埋入が可能であれば選択しますし、インプラントを固定する骨がなければ抜歯した部位に骨や歯肉の吸収をできるだけ少なくする治療を行います。

その治癒を待ってからインプラント治療を行うことになりますが、大きく骨造成を行うことはなくなります。

(自然に抜ける手前のグラグラの状態などは、すでに骨の中に歯が埋まっておらず身体の免疫反応ですでに抜歯をしている状態なので上記の話と変わります)

 

当院ではできるだけ先に考えて、後で困らないように治療方法を考えたいと思っています。

あくまで当院のやり方なので、かかられている各医院、各先生で様々な考え方があると思います。

決して当院の考えが正しいものではないと思いますが

インプラント治療を考えておられる方に何かしらの参考になれば幸いです。

歯を抜いてから考えるではなく、可能であれば歯を抜く前に説明し検討して頂く

それが後々の治療をスムーズに進めることにつながることがありますし

ほとんどの歯科治療にもつながることだと考えています。

様々な治療方法を提示し選択して頂けるよう今後も研鑽を積んでいきたいと思っています。

こそ練

宇部市の歯科医院、「歯科・沖田オフィス」の院長の沖田です。

 

宇部市も連日の暑さ、新型コロナの感染者の増加と大変な感じですね。

心配な話が多い中、お盆休みで帰省やご旅行などに行かれる方も多いかと思います。

暑さ対策、感染対策をして楽しまれてください!!

 

帰省といえば、当院の患者さんでも就職や進学で市外に出たり、県外に行かれた方も多いのですが

帰省で戻ってこられた時に当院に来てくださる方も多く

元気で頑張っている姿を見たり、成長して大人になった姿を見たり

近況を聞かせてもらえることに

親戚のおじさん的な気分?で、本当に嬉しいです。

自分も医院も年をとったと感じる瞬間でもありますが、県外に行っても当院のことを忘れずにまた来てもらえることに感謝です( ;  ; )

また元気な姿を見せてもらえるように、健康に気をつけて頑張って欲しいですし

当院も地域医療に貢献し、皆さんが戻ってこられた時に来てもらえる医院として長く存在できるよう頑張っていきたいと思います。

 

タイトルのコソ練ですが

この写真は…卵です(^◇^;)

サイナスリフトや上顎洞底挙上術と呼ばれたりする手術があるのですが

上顎のインプラントをする際に骨の高さがない場合、上顎洞と言われる鼻の横にある空洞に骨を作るための手術をすることがあります。

その上顎洞という部位にある粘膜は非常に薄く、とても破れやすいです。

すごく経験のある口腔外科医でも破る可能性が高いようなオペなので、とても難しいオペの1つなのですが。

それで練習に使うのが生卵になります。

生卵の殻に穴を開けて、内部の薄い皮?を破らないように慎重に剥がしていく

このような練習をします。

もちろん、練習後は卵料理に使うので

卵を使う料理の前にしかできない練習でもありますね(笑)

これを何度もやって、感覚を掴んでいきます。

 

意外に地味な練習ですが

家でもできるオペの練習なので、オペがありそうな前にやったりしています。

正直言って、鼻の横の空洞に穴を開けて骨を作るなんて説明したら怖いと思われて怖がられることが多いオペなので

当院ではほとんどやることもないオペですが(・_・;

他院からの依頼で出張オペを頼まれる場合があるので、たまに器具を持って帰って練習をしたりしています。

最近は新型コロナで出張オペも少なかったので、久しぶりの練習になりましたが

感覚は鈍ってなかったようで一安心(^^)

ちなみに何個か練習したので、卵を食べすぎたかもしれません(笑)

このような練習なども含めて、今後も地道に努力して治療結果を出せるように頑張っていきたいと思います。

 

当院のお盆の診療に関してですが

12日(金)13日(土)が通常診療

14日(日)〜17日(水)までが休診日となります。

通常のお盆休みと少しずれた日程になっているのでご注意ください!

何か症状がありそうな時は休み前の12、13日にご連絡ください!

また、休診中に何かありましたら18日以降にご連絡ください!!

ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い致しますm(_ _)m

隔壁について

山口県宇部市の歯科医院、歯科・沖田オフィス院長の沖田です。

連休はいかがお過ごしでしたか?

新型コロナの感染者が一気に増えて、山口県も1日あたりで過去最高を更新

今後どうなっていくのか心配ですが

行動制限はないようですし、手洗いやうがい、密を避けた行動など自分達でできる感染対策をしていくしかないですね

そして、大雨の予報が

警報や避難指示なども出たようなので

この後、深夜から明日にかけて災害に気をつけるしかないですね(~_~;)

 

タイトルの隔壁(かくへき)ですが

神経のない歯で被せ物を外して根っこの治療からやり直す時や、被せ物と歯との間から虫歯ができてしまっていて虫歯を除去したり

前の治療で金属の土台などが入っていて外したら歯がほとんど残ってない時、

神経がある歯でも虫歯が大き過ぎて、歯茎の下まで虫歯が進んでしまった場合など

そういった時に詰め物で壁を作る作業をします。それを隔壁と言います。

 

なぜ隔壁をするのか??

お口の中にはものすごく沢山の細菌が存在します。

歯茎から出てくる水分や唾液などが入ってくると、それと一緒に細菌が入ってきてしまいます。

そうすると、いくら根っこの中の治療をしても細菌がどんどん侵入してくるのでいくら治療をしても治りません(-。-;

また、薬を入れて蓋をしても、歯が残ってなければ蓋が外れてすぐに細菌が入ってきてしまいます。

あと、歯があまり残ってなかったり、薄いと食事中に食べ物が当たってしまうと歯が割れてしまうこともあります(・_・;

そういったことを改善するのに、歯茎の上に歯が残ってなければ壁を作って

水分と一緒に細菌が入ってこないように、壁を作って蓋が外れにくいように、壁の高さで蓋の厚みを出せるようにして細菌が入ってこないように

歯の補強をして割れにくいように(割れたら抜歯になる可能性が高くなります…)

そういったことのために大切な作業です。

 

では実際の隔壁とは??

Leica Picture

被せ物、金属の土台、虫歯を全て除去したところですが

一部は歯茎の下まで及んでいたので、歯茎を抑えるのに緑色の糸(圧排糸)を入れています。

歯が薄すぎて緑の糸が透けて見えてしまっていますが(゚o゚;;

ちなみにピンク色っぽい点みたいなのは、神経をとった後にその空間を埋めているゴムになります。

 

Leica Picture

わかりにくいですが…

白い詰め物で薄かった部分を補強しながら、細菌を入りにくくするために盛り上げて全周に壁を作っています(^ ^)

この次の処置から神経をとった後の空間を埋めているゴムを外していきます。

(隙間から細菌が侵入していたら、このゴムでは防げないので細菌が増えてしまって根っこの先が感染してきている可能性が高いです)

実際、ここまで歯が薄くなっていると割れる可能性もあるため抜歯を考える先生もおられるかと思いますが

抜歯はいつでも可能ですし、患者さんにご説明してまずは保存を希望されたのでこの歯は保存治療をしました。

根っこの治療をしても被せ物をくっつける歯が少ないため、色々と処置しないと被せ物が安定しにくいですが

それはまた別の機会でご説明します^^;

 

当院では、必要があればこのような隔壁の作成を全ての歯に行なっています。

(保険診療だからしない、自由診療だからやる、とかは全くなく保険診療でも必要なら毎回やっております。)

(当院で根っこの再治療をされた方はご存知かもしれませんが、写真を撮る余裕がない時は言葉や鏡での説明になってしまうのでわかりにくいかもしれません(・_・;)

このような隔壁の作成をするかは各医院さんや先生の判断ですが

見えない細菌相手なので、当院では保険診療でも必要と思う処置はできるだけ行うようにしております。

もちろん、自由診療でしかできない処置や材料もあるので、理想通りの治療を全て保険内で行うことは難しいですが…。

根っこの治療をずっとしていたけど痛くて治らないと相談され、うちでしっかり虫歯を除去して隔壁を作成して治療をしたら痛みが治まることもありました。

 

当院では。根っこの治療をするのに「被せ物を外して虫歯を除去したら歯があまり残っていなかったので補強をしました」というご説明をよくしますが

このようなことをお口の中でしております。

なかなかわかりにくいお話だと思いますが、少しでもみなさんに伝われば良いと思いますし

もっと詳しく聞きたいと思われた場合はご相談ください( ^ω^ )

 

月曜日が祝日だったので、今週は水曜日が診療日になります。

今週はスタッフのお休みなども多く、ご迷惑をお掛けしますが

何卒よろしくお願い致しますm(_ _)m

銀歯の下は??

宇部市の歯科医院、歯科・沖田オフィスの院長沖田です。

宇部市内も梅雨に戻ったような、天気の悪い日が続くようですね

東日本では大雨で被害も出ているようですし

災害対策に気をつけたいですね

 

そして新型コロナウィルス

また感染者が急増してきているようです(−_−;)

4回目のワクチン接種、感染者が減って落ち着いていたせいなのか医療従事者には特に案内もなく

感染者が増えてきて、また医療従事者に4回目を検討とニュースで報道がありました。

それって、減っていたらワクチンの話はせず、増えたら急にワクチン接種を勧めるってことなのか…

減っている時に対策を立てるなり、ワクチン接種はいつ、何回くらいまでするとか方針を決めておいて伝えるなり

場当たり的な対応に感じるようなことは不信感を生むのでやめて欲しい気もします(^_^;)

ただ、我が身を振り返ると自分もできていないことは多々あるので

できるだけ不信感を産まないよう、事前に方針を考えて説明をしたり、限られた時間の中でお伝えできるようにしないといけないと感じます。

 

今回は銀歯の下について

インスタグラムの方でも少し紹介したのですが、こちらのブログではもう少し詳しく書けたらと思います(^ ^)

銀歯は腐食したりして隙間が空くと虫歯になったりしやすいというのはお聞きしたことがある方もいるかと思いますが。

意外とヒビが入っていることも多いです。

これは金属自体が硬くて壊れにくいので負担が歯にかかる

金属をつけている材料が歯と一体化しにくいものが多いので力が歯に伝わりやすい

金属は熱で膨らんだり縮んだりしやすい材料で熱での変化が歯より大きいので、膨らんで歯を押したり、縮んで歯との間に隙間ができたりしやすい

などなど様々なことが言われています。

だったらなぜこの材料を使うのか??それは保険診療では材料が決められていることが大きいのですが

以前は少し大きな虫歯の場合や力がかかりやすく詰め物では割れやすい場合は、この決められた金属を加工して用いる治療が主でした(・_・;

(自由診療(保険外診療や自費診療)だと保険治療の制限がなくなり材料が自由になるのでゴールドやセラミックなど腐食しにくい材料を用いたりすることが多いです)

なので、日本ではこの金属を入れる治療が一般的でお口の中に入っていることが多いです。

(実は腐食して溶けた金属は金属アレルギーの原因にもなり、この金属の成分の一部には海外では妊婦さんなどに使用を禁止されているものもあったりします。)

 

ある方のお口の中を確認していると、入っている金属が一部壊れていたので

ご説明をして治療をすることになりました

左:赤矢印が金属、青矢印が欠けた部分です

真ん中:赤矢印の部位に黒い線のようなものがありますが、それが歯に入ったヒビです

右:赤矢印部分、金属が欠けた部分の虫歯を除去するとここにも小さなヒビがありました

金属の下で歯が真横に割れてきている状態でした

では、この歯に痛みがあったのか?それはありませんでした(*_*)

 

ヒビが入って、歯が染みるや食事中に咬んで痛むなどがあればわかりやすいのですが

そういった症状がなくひび割れが進行していっている状態で、もし気づかずにそのままだったら歯が完全に割れてしまう可能性もあります。

完全に割れてしまえば、保存ができなくなって抜歯になってしまいます(゚o゚;;

この歯は完全に割れてはいなかったので、この写真をお見せして説明し、治療方針を相談してこのまま保存することにしました。

ヒビの部分を綺麗にして、レジンという材料で補修し、ひび割れが進んで行かないように被せ物で覆って保存しました。

 

金属の入っている歯で、染みる症状や咬んで痛む症状がある方や

以前金属の治療をされた方で何か気になる場合などは

歯科医院に相談してください!!

ただし、裸眼では小さなヒビは見えにくいので、普段から高倍率の拡大鏡やルーペを使用されていたり

歯科用の顕微鏡(マイクロスコープ)を利用されている歯科医院がおすすめです。

ちなみに、今回の写真は全て当院の歯科用顕微鏡で撮影しています

(顕微鏡は撮影時にピントが合いにくいので少しぼやけて見えてしまっていますが、使用時はもっと綺麗に見えています^^;)

 

当院では保険診療でもできるだけ金属を使用しない治療を心がけています。

保険診療では決められた手順と材料を用いるので、限界はあるのですが…。

あと、今年の4月から保険診療でも一部で金属以外の材料で白くてそこそこの強度のあるプラスチックのような材料を用いることができるようになりました。

自由診療で用いる材料に比べて課題は多いですが、保険診療の材料にも選択肢が増えたことは患者さんにも朗報かと思います。

ただ、この材料も使用に様々な制約もあるので、詳しいことを知りたい方はお気軽にご相談ください!

6月も終わり

早いもので6月も終わりに近付いてきて

2022年も半分が終わろうとしています。

宇部市は梅雨と言われても、夏のような暑い日があったり

全国的には体温かそれ以上の気温という話も出てきていますし

今年の夏はどうなってしまうのか…

不安定な天候や災害など、読めない危険もありますが

暑さには、エアコンの活用や水分補給などでなんとか対応していきたいですね。

 

前回お伝えしたセレックに続き

国の補助金で当院に半導体レーザーも導入しました(°_°)

医療用のレーザーにはいくつか種類があります。

強さや適応などもレーザーの種類によって様々あって、かなり大型な機械もありますが

今回当院で採用したのはコンパクトで持ち運びもしやすい半導体レーザー

費用もレーザーの中では一番安いタイプで置き場にも困らなくてすみます。

レーザーの種類によってできないこともありますが

価格とできることのバランスが良く、しかも信頼の日本製(笑)

以前、デモ品をお借りして色々と試させてもらいましたが

使い勝手が良かったのも導入の決め手になりました。

 

当院には電気メスもあって、一部の使用方法は被ることもありますが

レーザーの用途は、粘膜治療、歯周ポケットの殺菌や根の治療などなど用途は多彩で

電気メスよりレーザーの方が侵襲も少なくすむので

うまく使い分けながら、皆さんへの治療に活かしていきたいと思っています。

 

今年は身の周りで辛い話や悲しい話が多いです。

色々と考えさせられることも多く

もう若くもないし、自分の健康にもより気を使っていかないといけないなとも感じています。

タバコは吸ったことがないですし、お酒もほとんど飲まないので大丈夫かなと思っていますが

(開業してから余程のことがない限り仕事がある日の前日はお酒を飲まないと決めているので、ほとんど飲む日がありません笑)

健康診断や、昨年自分自身でもやった唾液によるがんリスク検査など

そういったものを利用しながら、普段の生活に気をつけて健康に過ごしたいと思います。

 

もうすぐ2022年も後半戦

残り半年をうまく過ごして

良い一年だったと思えるようにしたいですね。

新しい設備セレックについて

数日天気が悪くて雨が降ったと思ったら

今日は暑かったですね(・_・;

ニュースで宇部市も今年最高気温だったとか。

これから夏に向けてどんどん気温が上がってくるのでしょうが

脱水、熱中症に気をつけて、夏に向けて暑さに身体を慣らしていきたいですね。

 

当院に新しい設備が

これは何??って感じだと思いますが

口腔内スキャナーと言われる、カメラで型取りをする機械

(被せ物を作る時に、粘土のようなもので型を採りますが、それがカメラに代わります^ ^)

そしてもう1つ、型取りをしたデータを使って被せ物や詰め物を削り出して作成する機械

これで、被せ物が早ければ10分前後で作成できてしまいます(°_°)

この2つの機械を総称してセレックと言います、

カメラで撮影して、そのデータから被せ物が短時間で作成可能になる

ということは??

診療時間は長くなりますが、1日で虫歯を削ってセラミックなどで被せ物や詰め物を作ってお口の中に装着することが可能となり

1日で治療が終わる「1Day Treatment(ワンデイトリートメント)」というのも可能になります!!

もちろん、虫歯が深くて神経をとる必要が出るとか、以前の治療で神経とって治療された歯の再治療など、何度か治療が必要な場合はできないので

条件次第ではありますが、忙しくて何度も通えない方は1日で治療が終われる可能性があります( ^ω^ )

ただし、まだ保険診療の中に口腔内スキャナーによる歯の型取りはありませんし

1日で治療をすることも想定はされていないと思うので

保険を使わない代わりに材料や治療の仕方が自由にできる自由診療や自費診療と言われる保険外診療でしか、今の所できない治療ではあります。

ただ、治療の選択肢が広がりますし、使い方次第で様々な治療に行かせますし

データが残るので、歯茎や歯の状態を計年的に比較したり

インプラント治療や矯正治療への応用も可能です。

今後は保険診療にも入ってくると言われているので、保険診療でも活用可能になってくると思うので

早めに慣れていくためにもこの度導入を決めました。

 

ちなみに、この機械は結構なお値段になります…

そんなお金はなくて欲しいと思いながら諦めかけていたのですが(~_~;)

この度国に申請をしていた補助金の交付が、厳正な審査の上で認められたので

諦めていた夢が叶って導入に漕ぎつけました。

本当に感謝ですし、これを患者さんへの地域医療への貢献と働いてくれるスタッフにしっかり還元していきたいと思います。

 

こちらの機械、まだ使用は少し先になるのですぐに活用はできないのですが

機械に慣れるのと、模型などで練習をして希望される患者さんに問題なく使えるように

空いた時間と診療後など夜な夜なトレーニングに励んでいきたいと思っています!!

すでにこのセレック治療のセミナーにも申し込んで、院内で受ける予定も組んでいるので

しっかりしたクオリティの高い治療を短時間で院内で提供できるように頑張りますし

今まで通り多少の時間はかかりますが、歯科技工士さんによる匠の技で作成頂くさらにクオリティの高い被せ物についても

口腔内スキャナーのデータからさらにレベルアップしたものが作れるように、どちらも力を入れて頑張ります٩( ‘ω’ )و

2月

早いもので2月です。

節分の年の数だけ豆を食べる…

豆を食べただけでお腹一杯になってしまうと年齢を感じてしまいます( ̄◇ ̄;)

開業した時と気持ちは変わらない(むしろまだ学生気分??)のですが

確実に体は年齢を重ねて無理が効かなくなり、疲れも取れなくなってきました(ToT)

 

コロナ以前のような毎週のように県外に勉強にいく機会が減ってしまいましたが

今年も可能な限り積極的に勉強に行って頑張ろうと思っています。

ただ、無理をしすぎないように(通院頂く皆さんにご迷惑をおかけしたら本末転倒なので)

体調と相談しながら、自分自身をレベルアップしたいと思っています。

 

お口がポカーンと開いたお子さんが増えてますが

大人は噛み締め食いしばりが増えています。

先日、ニュースでもやっていましたが顎の痛みや口が開かないという理由で整体?などにいかれている方が増えていると(゚ω゚)

これは顎関節症と言われるもので、筋肉に症状が出たり、顎関節に症状が出たりと様々ありますが。

主な原因に歯軋り食いしばりがあります。

 

夜間の寝ている時の歯軋り、食いしばりはストレスと関連して増えると言われております。

また、日中に歯を当ててしまっている方(楽に唇を閉じてもらって歯が当たっている方は要注意です!!)も増えていると言われています。

奥歯が当たると口を閉じる筋肉が働いてしまいます。

なので、奥歯を当てていればいるほど筋肉を使っているので筋肉疲労を起こしたり、いわゆる筋肉痛の状態になります。

この筋肉の痛みで口が開かない、顎が痛い、こめかみあたり(側頭筋という筋肉)が痛いなどの症状が出ますし

筋肉の力で顎の関節に負担がかかると、カクカク音がしたり口が開けづらい症状や顎関節の痛みなども出たりします。

(顎関節症とは関係ないですが、その筋肉の力で歯がすり減ったり割れてしまったり、力がかかって歯周病が悪化することもあるのでご注意ください)

もちろん、かみ合わせが悪かったり、歯がないなどで片方でしかお食事できないなどでも、片側ばかりに負担がかかって顎関節症になったりもあります。

 

どうしたら良いのか??

一番は歯を当てないように意識してもらう事が大切です( ^ω^ )

歯を当てていたら歯を離す!!を意識してください(歯と歯は1日15分〜20分程度しか当たっていないのが普通とされています)

どうしても歯を当ててしまう、寝ている時に無意識に噛み締めや歯軋りをしてしまう場合は

ナイトガードとも呼ばれたりするマウスピースの使用やボツリヌストキシン製剤の注射などで改善することもありますし

どうしても痛みが取れない場合は大学病院などと連携して関節腔内の洗浄などをお願いすることもあります。

そして、歯や歯周組織に問題があって片側ばかりで食事をしてしまう場合はしっかり両側で噛めるようにしたり

歯並びの問題で前歯が当たっていない方などは奥歯に負担がかかりやすく、奥歯の負担=筋肉や顎関節への負担になったりもするので

矯正や被せ物なども含めたかみ合わせの治療などを考えて頂く必要が出ることもあります。

 

コロナでのマスク生活で、ついついマスクの下で歯を噛み締めている方

コロナのストレスで睡眠時の食いしばりや歯軋りが増えた方

ご注意ください!!

 

整体などでは筋肉や関節に対してマッサージなどでほぐしたり整えたりと症状の改善をしてもらえるかもしれませんが

歯の治療は我々歯科医師だけしかできない治療ですし、他にも歯医者にしかできない診断や治療法も多々ありますので

気になる症状があるときは歯医者さんにもご相談ください!!

ワクチン注射

3度目のワクチン接種をしてきました。

急に日にちを決めないといけないし、会場も限られるのでタイミングが難しいのですが…。

1回目、2回目は県庁でしたが、今回は有難いことに宇部市内で摂取できました( ´ ▽ ` )

 

1回目は体調不良気味だった時に摂取したせいか、扁桃腺まで腫れてかなりしんどい日々を過ごしました(T . T)

2回目は、腕は上がらないけど特に体調に支障もなくほぼほぼ問題なしでした

今回の3回目はどうなのか…

やや風邪気味かも?って感じで少しボーッとしますが、今のところは問題なく経過しております(^◇^;)

 

歯科では筋肉注射をすることはほとんどないのですが

あるとしたら噛み締めや食いしばりの力から歯周組織や顎関節組織を守るために使用するボツリヌストキシン製剤の注射くらいで

自分でも何度もボツリヌストキシン製剤の注射を受ける方の経験をしていて、術中術後にそこまでの痛みを感じることもないのですが。

この新型コロナのワクチン接種は腕が上がらなくなるのが困りますね(・_・;

 

しかし、注射ってするのもされるのもやはり苦手で(-。-;

歯科医師なので、診療日であれば毎日のように麻酔注射をしています。

先日、当院のインスタグラムにも麻酔注射について投稿をしておりますが。

一時期使用していた電動麻酔注射器が壊れてしまい、しばらく手打ちになっていました…。

麻酔というのはゆっくり注入した方が注入圧が少なくて痛みが少なくなるのですが

手でやるとどうしても早くなりがちで痛みを感じやすくなってしまい、皆さんにご迷惑をおかけするので

また新しい電動麻酔器を導入して、使用しております( ´ ▽ ` )

IMG_0054

それに加えて、針のない麻酔器である「シリジェット」というものを導入して

それだけでもある程度の麻酔効果があるので、表面麻酔という表面の粘膜を少し痺れさせる薬をつけた後に必要に応じてこのシリジェットを使用し

針を使った麻酔注射をする前に痛みをできるだけ取り除くような工夫も始めております。

IMG_0056

これは今年になってから開始しております(・_・;

今後も新しい機材や薬、それに工夫を加えて診療に取り入れていきたいと思っています。

 

個人的には実際に手で麻酔する方が様々な感触が伝わってきて良い面もあるのですが

どうしても機械のような一定のスピードが難しく、痛みが出やすいので…

痛みを少しでも減らせるなら、やっぱり機械を使用した方が良いかなと思います。

以前の麻酔で痛い思いをさせてしまったみなさんには申し訳ないですが

今後麻酔する際は以前より痛みを減らせるようになっているかと思います(^◇^;)

日々少しでも医院として進歩や改善を目指してまいります。

早いもので

年が明けたと思ったら、もう1月も半ばになってきました。

宇部でも気温が下がってかなり寒い日があったりして、体調を崩される方も増えている気がします。

それに加えてオミクロン株によるものか、県内の感染者の増加

今度は日本の各地に津波警報や注意報など

新年早々から心配事が多い状況ですが

早く落ち着いて欲しいですね(・_・;

 

年末はお休みもあって外科処置はしにくいこともあり、新年から続けていくつかオペがあったのですが

その中でも、歯周病によってなくなってしまった骨などを再生する再生療法と言われるオペが数例ありました。

無くなった骨を再生させるのは難しいのですが、歯を残したい、腫れて膿が出るのをなんとかしたい、などのご希望があれば可能な範囲でオペをすることがあります。

これは保険外でされることもありますが

現在では、使える材料などは限られますが、保険治療でやる歯周外科治療によっても可能になっています。

リグロスと言われる、日本で初めて開発された再生療法に用いるクスリを使うことが多いですが

実際に大切なのはどれだけ歯の根の表面についた歯石や汚れをキレイにできるか、骨がなくなってそこに入ってきた痛んだ歯茎をどれだけしっかりキレイにできるか

外科の基本である、原因除去が大切になります。

ここで、当院で使用している高倍率の拡大鏡やマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)が役立って

できるだけ拡大して治療することによって、小さく歯茎を切ってオペができますし

取り残しがないように、しっかり見てキレイにできます(°_°)

最後にする縫合も、拡大することによってかなり細い糸を使って縫合することも可能で傷が早くキレイに治ります。

 

そして、再生に使うリグロスというクスリ

やや腫れたような感じが出るとか言われることがあり、使い方が難しいのですが

使い方によってはすごく効果が出たりもします( ^ω^ )

 

このように、拡大することによって治療の結果が良くなったりもしますし

新しいクスリをできるだけ効果的に使うことによって、歯を残すことも可能になってきています。

 

ただ、歯茎の状態、骨の残り方や歯の状況などで再生療法の適応外のこともあります。

実際に診察をして診断してみないと適応かどうかわかりかねますので

気になる場合は、まずはご相談ください!!

 

技術の研鑽と新しい材料や器具などの情報について

今年もしっかりアップデートさせていき、皆さんにより良い歯科医療を提供できるように頑張ってまいります(^^)

1 2 3 4
歯科・沖田オフィス 〒755-0011  宇部市昭和町1-4-5
ご予約・お問い合わせは0836-39-8810
Copyright (C) 2014 OKITA DENTAL OFFICE All Rights Reserved.