学会発表
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
学会発表
久しぶりに対面式の学会で発表をしてきました。
ただ、先月から喉をやられてしまい…
来院頂いている方は咳が続いているのをご存知の方もおられるかと思いますが
(ご心配な方もおられるかと思いますが、発熱もなく新型コロナ感染などではないのでご安心ください^^;)
学生時代の部活の声出しや応援などで喉を酷使したせいか
大人になってから気管支が弱くなって、風邪をひいたり花粉症の時期は声がでなくなったり咳が出たり
時には喘息のように咳が止まらなくなることもあるので
診療の際にご迷惑やご心配をお掛けすることも多くて心苦しいばかりですが。
今回は学会の発表前に喉をやってしまったので、準備が大変でした(−_−;)
すぐに治るかと思ったら、1ヶ月近く経っても咳が続く事態で…
自分なりの発表前のスライド作り方ですが
発表時間を考えて、とりあえずスライドや発表内容を大まかに作り
そこから何度か一人で発表の練習をしながら、時間がオーバーしていたら内容を削ったり、大切な部分を付け加えたり
色々と調整をしていくのですが
原稿を用意する方も多く、それであれば時間配分などもある程度わかりやすいと思いますが
今まで教わってきた先生方から原稿読みをしている感じは良くないと言われてきたので
自分は原稿は一切なしで、言いたいことをある程度考えておいてスライドや会場を見ながら発表をするようにしているので
自分で声を出して話しながらスライドも話す内容も変えていくスタイルで準備をしているのですが
今回は、咳が出るのでどうしても練習しても咳が出る分発表が長くなってしまい
咳が出ない状態で発表をしたら何分くらいで終わるのかもわからず
ほぼほぼぶっつけ本番になってしまいました。
本番前にはのど飴にのどスプレー、水などを用意してなるべく声を出やすく咳は出にくくしたり
色々とやったおかげか、なんとか無事に発表を終えることができました。
発表して色々と意見を頂くと、自分とは違った視点や、経験のある方の見方など
毎回勉強になることが多く、自身のレベルアップにつながると実感します。
こちらが発表内容で
左の写真のように受け口の状態だったのを
右の写真のように、他施設と連携で治療をして正常なかみ合わせに近い状態に変えた治療について発表をしました。
今後も何か機会があればレベルアップにつながるような発表はしたいと思っていますが。
来年度は学会の委員を降りて、立場的に自由になるので
今までは学会優先で自分なりに少し無理してでも学会に参加してきましたが
4月からは今まで学会と日程が重なったりしてなかなか行けなかったところに勉強にいったり
医院の設備導入したデジタル機器などをもっと上手く使いこなせるような勉強など
学会だけでなく、別のグループなどでも勉強して広い視点でさらに治療の幅を広げていきたいと思っています。
ホームページついてのお知らせ
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
急な寒波で寒い日が続いております。
暖かくして風邪など引かれないように、体調管理などには十分にお気をつけください。
ただ、本当に最近の電気代は凄いですね…
先日の請求を見ると、以前より4倍近くになっているような(~_~;)
どこも値上げラッシュ
(一部円安が落ち着いて、輸入会社さんなんかは値下げしてくれる良心的なところもありますが)
ただ、我々保険医療機関は国が決めた保険点数でしか保険診療はできません。
とてもこの物価高に対応しているとは言えない状況です。
さらに従業員の賃金を上げろと言われておりますが、すでに出ていくお金がもの凄く増えている
なのに、治療費は値上げはできない(金属は使うだけ赤字とニュースで報道されるような状況・・・)
ちゃんと仕入れ値に対して価格転嫁できるように指導していると言っている国が価格転嫁させない業界なのはどうなのか??
何とかして欲しい状況ですね・・・
って、つい愚痴を書いてしまいました(^_^;)
今回のメインはこちらで
急な話で、ホームページを変更するために今月というか今日までで契約解除になりました。
先日いきなり決まってしまったので、報告が遅くなって申し訳ございません。
ただ、このホームページがいきなり見れなくなることはないのでご安心ください。
新しい会社さんが新しいホームページを作成するまで管理もしてくれるようなので
その移行作業が終わるまではしばらくお知らせやブログ投稿などはできなくなりそうで。
しばらく更新できなくなるかと思いますが、更新できるようになったらまた報告させて頂きたいと思っています。
先日の土曜日は休診でご迷惑をおかけしました。
今年1回めの現地でのリアルな勉強で
補綴物と言われる被せ物の形の修正や色の再現法について
本職の歯科技工士さん、しかもレベルの高い日本の技工士さんの中でもトップクラスの方の実習を受けて来ました。
歯科技工士さん向けのセミナーですが、ドクターの参加も可能ということで受講したのですが。
色を塗って歯の色調に似せることは他のセミナーで歯科医師の先生から習って実際に院内でも少ししておりましたが
今回は本職のトップ歯科技工士の先生なので、仕上がりのクオリティがもの凄い(°_°)
しかも、自分でセラミックを盛りながら焼く作業は初めてで
もの凄く大変なことを歯科技工士さんにお願いしているなと思いながら実習をしました(^^;;
時間の関係上、途中までの仕上げになりましたが
こちらは形を調整して色のついたガラス系セラミックを塗って焼いた状態です。
(歯の大きさは元々大きめで設定されていたので左右差があります)
表面の凹凸などをつけたり傷を再現し、色を塗って焼き付けていくだけでもかなり綺麗に仕上がりました^_^
もう1つ
こちらは陶材と言われるガラスセラミックを色を考えながら配置して盛り上げて焼き付ける方法です。
表面の凹凸などをつけてない段階で磨いたりもしていないので、まだ完全な途中段階ですが
複雑な色を出すことが可能になります。
初めての体験で、盛り付けて焼く作業は本当に難しかったですが
講師の先生がわかりやすく教えてくれて、とても有意義な実習を受けることができました( ^ω^ )
前歯は歯科技工士さんにお願いして作製してもらうことが多いですが
自分でやると本当に大変で、模型と歯の写真を見ながら形や色の仕上がりを想像して作製する大変さを実感しました。
当院ではこの色を塗って焼き付ける方法を院内で作製可能にしております。
今回はそれをもっとレベルアップさせるために参加してきましたが
練習を繰り返して、院内でももっと良いものが仕上げられるようにしたいと思っております!
もちろん、自分で全て作製は無理なので
従来通り歯科技工士さんと連携し、よりこだわったセラミックの歯を作って頂くことをやめるわけではありませんが
今回の経験は歯科技工士さんとの連携にも役立つ内容ですし
自分で作製できる環境であれば、間近で患者さんの歯を見て実際に作ることができるのはメリットがあるので
これからも補綴物に関してはこだわって精進していきたいと思います。
当院では歯科衛生士さんを募集しております。
今後主流になってくるかもしれない口腔内スキャナーと言われる、従来の型取りではなくカメラを用いた印象採得ができる機会を導入しております。
また、スキャンしたデータを元に上記のようなセラミックを自院で作製可能にしたり
今後の歯科界を考えて積極的に設備導入などもしております。
ご興味がありましたら、見学からでも構いませんのでご連絡頂けますと幸いです。
ホワイトニングについて(ウォーキングブリーチ編)
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
サッカーワールドカップは盛り上がってますね
残念ながら日本は惜しくも敗退してしまいましたが
選手達の活躍は明るい話題の少ない日本を元気付けてくれましたね。
個人的にもサッカーを少しやっていた時期もあり
小さい頃からアルゼンチンやオランダが好きだったので
ベスト8での対戦は少し早くて残念ですが、とても興味のある対戦です( ^ω^ )
今回は興味のある方も多いかもしれませんが
ホワイトニングについてです。
主に3種類のやり方があり
1、ウォーキングブリーチ:神経がない歯の内部からホワイトニングをする方法
2、ホームホワイトニング:型取りをしてマウスピースを作製し、お家でホワイトニングして頂く方法
3、オフィスホワイトニング:院内で薬剤を塗布してホワイトニング(光照射、薬剤だけなどいくつか種類があります)
(短期で効果を上げるために2と3を組み合わせたデュアルと言われるやり方もあります)
それぞれ利点、欠点がありますが
今回はちょっと特殊な1番のウォーキングブリーチについての説明です。
こちらは、歯の神経がダメになってしまい、1本だけとか部分的に変色している場合が適応で特に前歯に多いです。
原因は外傷が多く。スポーツなどでの転倒やボールが前歯に当たってしまった、子供の頭が顎に当たってしまったなどで
前歯に何かが強く当たってしまったり、強く噛んでしまったなどで神経が死んでしまうことがあります。
そうすると、歯の色が黒ずんでしまいます。
(以前、某女性お笑い芸人さんの前歯の神経が死んでいるというのが有名でしたが、確か今は治療されたと聞いたような…)
こちらの方は若い頃に前歯を打たれたようですが
特にその後は痛みもなく、いつの間にかこのように変色されてきたと言われておられました。
ウォーキングブリーチで、完璧に元通りとは言えませんがかなり目立たなくなって満足頂いたので治療を終了しました。
治療手順としたら
外傷で気付かないうちに神経が死んでしまうと、まずは歯の根の中の治療をしないといけないので
根の治療をして、しっかり詰めた後にホワイトニング用の薬剤が根の方に行かないように、しっかり内部を封鎖します。
そして歯茎から上の歯の内部に薬剤を入れて封鎖する、それを何度か繰り返ししていくと
徐々に色が変わってきます(°_°)
薬剤は、歯科医院で薬剤を配合される場合もありますが
当院では、海外から専用の薬剤を輸入しています。
自分達で配合するのは、量が均一にならず不安定なので、強すぎた場合などはトラブルが出る場合もありますが
最初から専用薬剤で安定したものがあるのなら、そちらが確実で安全性も高いと考えております。
輸入なので、希望されてもすぐに入荷しなかったり、購入できないリスクもありますが
写真のように効果も実感しております(^^)
ただ、少し後戻りしたり変色してくる可能性もあるので注意も必要です。
また、神経のある歯と無い歯で若干の違いも出るので完璧な改善は難しいこともあるので
どうしてももっと色を合わせたい希望や、変色しないようにしたいと考えると補綴と言われる被せ物や薄いセラミックを貼るベニアと言われる方法など
歯の色をできるだけ変えた後に、他の治療方法を組み合わせることもあります。
歯の色でお困りの方や、気になる場合など
何かありましたらお気軽にご相談ください。
診査診断は必要ですが、皆さんに利点欠点を説明して治療方法をいくつかご相談した後に決定します。
他にも施術した方が何人もおられますが
写真の容量の関係でアップできないものもありますので
他の例などを見たい場合は院内で写真をお見せすることも可能です。
12月で慌ただしい季節ですし
いきなり寒くなってきたので
体調管理に気をつけて、残り少ない12月を乗り切りたいですね( ´ ▽ ` )