お知らせ

根管治療(こんかんちりょう)、感染根管治療(かんせんこんかんちりょう)について

山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。

 

寒い日と思えば、気温が上がる日もあって

洋服選びにも悩む日が多いですが

秋晴れの日は気持ち良いですね( ^ω^ )

これから冬に向かって寒くなってくるので、体調管理にはお気をつけください。

 

今回は根管治療について

歯の中には歯髄(しずい)と呼ばれる神経や血管などが存在します。

虫歯で歯に穴が開いてくると、刺激が神経に伝わりやすくなって痛みを感じるようになります。

虫歯が大きくなって痛みが強くなってきたり、歯髄の方まで感染があると抜髄(ばつずい)と言われる、神経をとる処置を行うことがあります。

当院では、歯髄を保存することを第一に考えるので、抜髄処置を行うことはかなり稀ではありますが。

抜髄処置の時は感染の少ない状態なので、ここで根管治療をしっかりしておくことが大切です。

 

で、今回は不幸にも抜髄処置後に被せ物の隙間などから感染をして根の先に炎症を起こしている状態の

感染根管治療と言う治療についての治療前後の写真です。

写真の大きな白い頭の部分は金属の被せ物が入っています。

その歯の中に白い細い線のように見えるのが、根の中に詰めてある材料です。

で、もっと下の根の先にいくと周りが黒く丸くなっている部分が見えると思いますが

その黒い部分が、感染して炎症を起こしているところになります。

炎症といっても、この方は痛みもなくたまたま撮影したレントゲンでこの病変が見つかりました。

 

被せ物をしていても隙間ができてくると、内部に細菌が進入してきます。

それが根の先まで行くと、痛みもなく気づかないうちにこのように炎症が広がって根の先の骨がいたんでしまいます。

なぜ痛みがないか?ですが、これは神経がないので歯の痛みを感じることができないためです。

こうして徐々に炎症で骨が溶けてしまい、歯ではなく根の周りの炎症で腫れたりすると痛みが出てきますが

痛みや腫れが出てくるまではレントゲンやCTを撮ったりしない限りは骨の中の状態はなかなか気付けません。

 

治療は被せ物を外して、できるだけ感染を防ぎながら根の中に詰めてある古い材料を出来る限り除去します。

(古い材料に細菌が住みついてしまい、逆に感染源になっています)

しっかり感染した部分を除去して、きれいになったら中を洗浄したり消毒をして細菌を減らして最後はしっかり中を詰めていきます。

今の技術や機材、お薬では根の中の細菌を完全になくすことはできませんが

出来るだけ数を減らして活動できないようにし、綺麗にした内部を埋めて土台や被せ物で細菌の進入経路をしっかり塞ぐことによって

炎症が取れてきて身体がいたんだ部分を治してくれます。

 

我々歯科医ができることは、身体が治せる状況を出来るだけ作ってあげるだけで、あとは皆さんの治癒力に頼ることしかできません。

実際、以前根の中の治療をした後にこのように感染を起こして治癒する確率は低いと言われています。

この治癒する確率を少しでもあげるため、我々歯科医はできることをやるのですが。

必要に応じてCTで病変の位置や大きさ、根の中の神経が入っていた空間の形を把握

歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)などを使用して、10〜20倍に拡大して裸眼では見えない歯の中を見てしっかりきれいにする

特殊な機材やお薬などで、感染した部分を除去したり細菌を減らす

などをしていきます。

 

保険診療では、奥歯で根の中を埋める際に歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)の使用項目がありますが

一番大切な歯の中をきれいにする治療項目には歯科用顕微鏡の使用は残念ながらまだありません…。

日本の保険診療での根管治療は海外に比べると10分の1程度とされ、時間や材料に限界があったりします。

当院では保険診療でも出来るだけ歯科用顕微鏡を使用してできる限りの治療をしていますが

保険では一回の時間は限られるのと、中には高価な材料もあって保険診療では赤字になって使用できないものも多々あります。

 

ただ、

この写真のように、保険診療内でもできることをしっかりすると根の先にあった黒い部分が消えて、良好に治癒してきます。

当院では保険内での根管治療はもちろん、希望される方向けに自由診療(保険外診療)での根管治療も行っております。

もしご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

 

もちろん、保険診療で費用が安いと言っても、当院では根管治療時はできる限り歯科用顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)を使用して

(歯科用顕微鏡が使えない時も、当院では常時8〜10倍の拡大鏡を使用して診療にあたっております)

良心に恥じない治療をモットーに、できる範囲のことは全力で診療をしておりますのでご安心ください。

(自由診療(保険外診療)の根管治療の際は、必ず歯科用顕微鏡を使用と長めの時間設定、その歯にあった適切な器具や材料の選択、感染対策などをよりしっかりするなどの違いがあります)

 

根の治療は見えないですし、痛みも出にくいのでわかりにくいですが

歯を残すためにはとても大切な治療になります。

ただ、一番は神経を取らないことなので

まずは虫歯を予防して、不幸にも虫歯ができてしまったら神経を守る治療を行うことが大切です!!

 

当院では、現在スタッフを募集しております。

顧問社会労務士さんがおり、労働環境などを整えて何かあれば社会労務士さんに相談しやすいようにしていたり

社会保険にも加入しております。

募集要件や条件面なども変わることがあるので、最新の状態はハローワーク等でチェック頂くことが可能です。

(ハローワーク以外のサイト等では、条件が変わっていても反映が遅いことがあります。)

見学からでも大丈夫ですので

もしご興味のある方はお気軽にお問い合わせください!

インプラント治療について

山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。

 

宇部市もいきなり気温が下がってきて秋というか冬を感じるような勢いですが(・・;)

少し前までかなり暑い日が続いたと思ったらこの気温差なので

体調管理には十分にお気をつけください。

また、最近来院される方の顎の不調や、歯軋りや食いしばりを近くされる方が多いです。

寒くなってきたせいかもしれませんが、歯を当てすぎると顎の筋肉や顎関節に負担がかかるので(もちろん歯にも)

お口を閉じている時(唇を閉じている状態)で歯が当たっている方は歯を離してください

正常な状態で1日のうち15〜20分しか歯が当たらないと言われているので

それ以上当たってしまっている方は注意が必要です。

ここで全てを書くには難しいので、詳しいことはお気軽にご相談ください。

 

今回はインプラント治療について

歯の無い場所に、チタン合金製のネジのような形をしたフィクスチャーと呼ばれる本体を埋め込み

その上にアバットメントと呼ばれる土台部分をたて

その上に被せ物の歯を作ることによって、歯を失った場所に歯の代わりに固定式の被せ物を作る方法です。

(術前)               (術後)

 

左の術前の写真ですが、この方は写真の右側の奥歯がありません。

そこにインプラントを2本埋入し、インプラントによる3本分のブリッジを作製しました(右の術後の写真)。

この方は口腔内を立て直すために全体的な治療が必要で、写真左側の1本歯が無い部位に自分の歯を使ったブリッジ治療をしたり、奥歯に被せ物をしたり

前歯は矯正治療ができず虫歯もあったので、セラミックを表に貼り付けるベニア修復を行い、できるだけ歯並びや形態を改善させました。

 

右側の術後の写真のように、奥歯の無い部分にインプラントをすることによって固定式の歯を作れてしっかり噛めるようになったり

通常のブリッジ治療のように自分の歯を削ることなく治療が可能であったりと

インプラント治療にはメリットが多々あります。

ただ、別の面として

保険治療では通常のインプラント治療はできないので費用がかかること

(悪性腫瘍などで歯を失った場合などは大学病院など一部の施設で保険診療内でのインプラントが認められています)

自分の歯に比べて感染した時に抵抗性が弱く進行が早いこと

噛み心地や感覚などは自分の歯に劣ること

自分の歯は年齢と共に移動しますが、インプラントは基本的に動かないので自分の歯とインプラントの歯との間に隙間ができることがある

などなどいくつかデメリットもあります。

そのため、インプラントは定期的な管理が大切です!!

 

歯がなくてしっかり噛めない場合は、残った歯に負担がかかり過ぎるので

インプラントでしっかり噛めることによって残った歯の負担を防いでくれたり

片方の奥歯がなくて片側ばかりで噛んでいると顎に負担がかかったりすることがありますが

そういった場合には、うまく使うことでインプラントはとても役立ってくれます。

この方も、入れ歯からインプラントになって両方の奥歯でしっかり噛めるようになり、食事も美味しく食べれて健康的な生活を送られております( ´ ▽ ` )

インプラントも様々なやり方、使い方があるので文章で全て書くのは大変なので

詳しいことやご興味がある方はお気軽にご相談ください。

 

まだスタッフの体調が戻らず

スタッフの人数が少なくてご迷惑をおかけしてしまうこともあるかと思いますが

ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

また、当院ではスタッフを募集しております。

ご興味がある方はお気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。

見学も随時受け付けております!

 

寒くなってきましたが、体調に気をつけて頑張って診療してまいりますので

よろしくお願い申し上げます。

ブリッジ治療の説明とスタッフ募集について

山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。

 

早いもので今年も10月になりましたね。

暑い日が続いていたのが、今日くらいから涼しくなってくるようなので

寒暖差で体調を崩しやすい時期なので気をつけてお過ごしください。

(ニュースでは今日からいきなり涼しくなったと思ったら、来週の連休明けがまた気温が上がるとの報道がありました(・_・;)

体調を崩すと歯周病で歯周ポケットが深い場所などは炎症を起こすことがあります。

歯茎が痛い腫れたはもちろん、歯が浮いたような感じなどの違和感がありましたら早めにご相談ください。

 

最近、ずっとウェブでの学会やセミナーでの勉強をしていますが

先日、久しぶりの学会にリアル参加をしてきました。

乗客の少ないこだまで移動、久しぶりにお会いする先生と2人で前日食事をして近況を語り合い

感染対策をしながら翌日は著名な2人の先生の講演を聞いてきました。

著名な先生同士が互いの得意分野で連携をしながら素晴らしい治療結果を出されておりました。

素晴らしい話ですが、なかなか1人では真似できなような治療で。。。

当院も自院では困難な矯正治療などは必要があれば連携をとって診療にあたっていますし

知り合いの先生からはインプラント絡みの外科のオペを依頼されて連携をさせて頂くこともあるので

自分ができる治療の精度を上げて頑張っていきたいと、改めて思いました。

 

今回の治療方法のブリッジについての説明ですが

歯を1〜数歯失ってしまった場合、前回のブログに書いた義歯治療がありますし

他にインプラント治療や、ブリッジ治療があります。

義歯は取り外しがあるので、動きやすくて噛む能力は低いのですが

自分の歯をあまり削ったりせずに作製できたり、割れた時の修理や他にまた歯を抜く必要が出た際に場合によって歯を足すことも可能です。

ただ、しっかり固定された歯で違和感が少なく噛みたいとなるとインプラント治療やブリッジ治療になりますが

今回はそのブリッジ治療について

失った歯の隣の歯を削る必要があったり

(元からブリッジが入っていたり、被せ物が入っている場合などはさらに大きく歯を削ることは少ないので選択しやすい治療かもしれません。)

失った歯を他の歯で補って負担させるので、残った歯に負担がかかるデメリットがありますが

自分の歯を使って固定式の歯が入るので噛み心地などに違和感は少ないです。

 

こちらの方は元々ブリッジが入っておりました。

保険診療内でのブリッジは失った歯の種類によってつなぐ歯が決められております。

この方は前から3番目の歯を失っておられました(左の写真は歯の色を見るため、見本のようなものを置いて写真撮影をしています)

そこは大きな歯なので両隣の歯だけでなくさらに手前か奥の歯どちらかブリッジに含めるために削る必要がありました。

元々、保険適応でないブリッジで、さらに健康な歯を削るのに抵抗があったので

保険診療で認めてないつなぎ方で負担が大きいことなどを説明させて頂いた後に、以前と同じ両隣の2本の歯だけでブリッジが入るようにして

オールセラミックでのブリッジ治療をしました。

もうかなり前の治療になりますが、患者さんには喜んで頂けた治療となりました(写真を見ていると当時がとても懐かしいです^^;)

 

ブリッジにも適応症がありますし、ブリッジで繋げるために使う歯に負担がかかるので

歯周病があると治療して安定してから、もしくはブリッジの適応として難しいこともありますし

判断が難しいこともありますので

検査や治療の反応をみてからないと可能か判断しにくいこともありますので

治療法について気になる方は、まずはご相談ください。

 

先月からスタッフが体調不良でお休みを頂いたりでご迷惑をおかけしております。

新型コロナ等ではないのでご安心頂けたらと思いますが

体調が戻るのに少し時間がかかるかもしれません。

また当日体調不良だと無理に勤務させるわけにもいかないこともあります。

スタッフが少なく、診療や会計などでご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが

ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

 

また、現在当院ではスタッフを募集しております。

開業時から滅菌等には力を入れておりますし、社会労務士さんと顧問契約をして労働環境の整備にもつとめておりますし

社会保険や厚生年金などにも加入しております。

見学だけも可能ですので、興味があればまずはお気軽にお問い合わせください!!

入れ歯治療について

山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。

 

先週の台風に続いて、東海地方では大雨だったようですね(・_・;

週末、知り合いの方が歯科の大きな学会が名古屋であって、新幹線が止まって着くまでが大変だったと言われてました。

自分も先週の台風では、新幹線が止まるという話で福岡の勉強会への参加をキャンセルしましたが

(台風で新幹線が止まるという話でホテルに相談したら、天候の件は仕方ないからキャンセル料も無くて大丈夫ですと言って頂き助かりました(^◇^;))

今回の学会は参加予定でもなかったのですが

学会に参加された皆さんが問題なかったことを願うばかりです。

今回は入れ歯について

歯がなくなった場合、その後どうするかは大きく分けると4つあります。

1:隣に歯があればブリッジ治療

2:義歯(入れ歯)

3:インプラント

4そのまま何もしない

これ以外に矯正治療で抜いたスペースを埋めるなどの方法もありますが、ちょっと特殊なので含めません^^;

 

大まかにこの4つがあると思います。

お口の中の状態を見て、治療方針などを何が良いかなどを考えていきますが

患者さんの方でインプラントなどは費用や外科的な治療を伴うので難しい場合があります。

当院ではいくつか選択肢を考え、何が良いかをお伝えしながら一緒に検討していくことが多いですが。

この方はインプラントは怖いという気持ちが強く、義歯を選ばれました。

ただ、保険の入れ歯で使う金属のバネが見えるのが審美的に我慢できなくて嫌だと強く言われました。

 

それで下の写真ですが

金属のバネを使わないノンクラスプデンチャーなどと言われる義歯を希望され、作製し装着しております。

金属の代わりにピンク色の歯茎に近い色の材料を伸ばして歯の周囲を少し囲むようにして入れ歯を安定させております。

ただ、モノを噛むと入れ歯が沈み込んで痛みが出てしまうこともあるので、金属の歯の上にレストと言われる沈み込みにくくする装置を付けています。

このレスト、非常に大切なモノなのですが

たまに他の医院さんで作った入れ歯でレストが付いていない入れ歯を見かけます。

これがないと入れ歯の沈み込みが強くなり、見た目は良いけど痛くて噛めない入れ歯になってしまうことがあります。

こういった、食事で使えない入れ歯はおでかけ用にしか使えないことが多く

食事の際は別の入れ歯を使われると言われる方もおられたりします。

このレストですが、力がかかるので金属で作ることが多いですが

どうしてもの時は白い材料で作製も可能です。

この方は金属の歯にレストをかけるので金属で問題がなかったのですが

どうしても白いレストを希望される場合はご相談ください。

(金属は壊れにくいですが、白い材料は壊れることがありますので、噛み合わせ等でオススメしないこともあります。)

ちなみにこの金属のバネを使わない入れ歯は自由診療(保険外治療)になります。

(保険内での入れ歯は材料が決められておりますので、金属を使う以外に方法はありません。)

作製する入れ歯の大きさや材料によって価格が変わりますので、気になる際はお気軽にご相談ください。

台風

山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。

 

先週末から今週初めの台風

久しぶりに山口県を通るルート、しかも過去最大級(・_・;

どんな被害が出るかと心配しておりましたが

宇部日報さんの記事を読むと宇部市内では思っていたほどの被害はなかったようで一安心でした。

当院も幸いなことにゴミがかなり飛んできたくらいと(ペットボトルやよくわからないメモのような記載の紙、大量の落ち葉などなど)

一時的な停電?のせいかレントゲンのバックアップ用の電源が落ちていたため、朝の準備に手間取ったくらいで済みました(^◇^;)

ただ、全国的には大雨や風での転倒など被害にあわれた方々も多いと思うので

早い復旧を願うのと、しばらくは災害が来ないことを願うばかりです。

 

まだ台風シーズンだと思うので

これから心配ではありますが

コロナ対策だけでなく、台風などの災害にも気をつけてお過ごしください。

滅菌とスタッフ募集について

山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」の沖田です。

少し涼しい日が続いていたと思ったら、いきなり暑くなってきましたね(゚o゚;;

今日は山口市は35℃越えだったとか…

気温差が身体にこたえると思うので、体調管理に気をつけて無理されずにお過ごしください。

 

県内の感染者も少しずつ減ってきておりますが

最近の感染者数に慣れてしまいましたが

1年前とかを考えたら感染者はかなり多いです。

ただの風邪というには、感染者数を考えたら非常に多いですし、症状も強く出る方は出るようですし。

やはりできる範囲で感染に気をつけておくことは大切ではないかと思います。

感染した方に聞くと、熱は39度、異常に喉が痛くなって水も飲めない

電話をしてもどこの病院も診てもらえず

脱水しかけたと言われておりました。

自分も普段の風邪でも喉がすぐ痛くなって飲食にも困る状況になるので

自分なりに気をつけて過ごしていきたいと思います。

 

タイトルの当院の滅菌に関して

基本的にはしっかり洗って大まかな汚れを除去

さらに薬液を入れて超音波で洗浄して細かい汚れの除去していきます。

その後乾燥させて、滅菌袋にパックして

オートクレーブと言われる機械で高温で加圧しながら滅菌をする流れになります。

滅菌できないものは使い捨てのものにしたり

熱に弱いものに関しては、薬剤での消毒・滅菌をしております。

 

ハンドピースと呼ばれる歯を削る際に使うバー(ドリルのようなイメージのもの?)を取り付ける機械があるのですが

当院が開業する少し前くらいに、それを歯科医院では簡単な消毒だけで滅菌をしていない医院が多いから不潔だという記事が新聞に載りました。

当院ではそのようなことがないように、開業時からハンドピース専用の滅菌器(左写真の棚の上のDACと言われる機械)で使用毎に滅菌をしております。

毎回滅菌なので、滅菌後は熱くてしばらくは使用できないし、滅菌の時間も必要なのでハンドピースも沢山必要になります。

ハンドピースはメーカーさんにもよりますが定価は10〜20万はします(もっと高いものも?)

それを沢山用意するのはお金がかかるし滅菌する機械も高価だからアルコールガーゼなどで拭いて終わりという医院さんが以前は多かったと思うのですが

当院は来て頂く患者さんが少しづつ多くなってくる度に買い足しを行い、しっかり滅菌できる体制を整えております。

 

また、通常の器具の滅菌に使うオートクレーブも2台体制で

1台はヨーロッパ基準で最高ランクの機械を導入しております(写真右)。

 

先日、当院がお世話になっている歯科ディーラーさんの70周年フェアがあり

夏に設備導入したばかりで少し苦しい時期ではありますが

さらにハンドピースを買い足すために何本か注文をしてきました(^◇^;)

少しでも滅菌体制を高めて、皆さんが安心して診療を受けて頂けるようにしていきたいと思っておりますし

今後、スタッフの負担を減らしながら、さらに洗浄効果を高める機械の導入なども考えていきたいと思っています。

また、他にもフェアで診療の幅が広がる機械や、よく使う材料や新しい材料など様々なものも頼んできました。

頂いた治療費は皆さんの診療に還元できるよう、これからも情報をしっかり得て良いと思ったものは積極的に導入していきたいと思っています。

 

当院では現在スタッフを募集しております。

応募前の見学なども可能ですので、興味がある方はお気軽にご連絡ください(^ ^)

むし歯治療について(コンポジットレジン編)

山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」の院長の沖田です。

 

9月になり、だいぶ秋らしくなって朝晩が涼しくなってきましたね^ ^

新型コロナの感染者も徐々に減っているような感じですし

過ごしやすい秋になって欲しいですね。

ただ、少しずれてはいますが台風の接近が(・_・;

秋は台風シーズンですし、これからもっと増えてきそうですが

今回の台風も直撃ではないにしり風や大雨が心配ですし、できるだけ災害に備えて過ごされてください。

 

今回はむし歯治療についてですが

当院ではむし歯治療の際はできるだけコンポジットレジンという白い詰め物を使った治療をしています。

むし歯を除去し、唾液が入らないようにしながらお口の中で直接詰め物をしていく治療です。

これは削る範囲が少なくて済む、白くて審美的、当日にむし歯治療を終えることができるメリットがあります。

当日に治療を終えることは仮のふたなどをせずに済むので、仮ふたが外れて染みたり痛むことが減ったり、隙間から感染するのを防ぐことができます。

デメリットは、デリケートな材料で水分に弱いこと、固まる際に小さくなる(収縮)するので何度かに分けて少しづつ詰める必要がある、強度が弱い

お口の中で直接詰めるので複雑な形を作るのが難しかったりするので手技的な難易度が高いなどがあります。

(削って形を作らずに埋めるだけならすぐ終わるので、手技的な難易度の考え方は医院さんによって違うかもしれませんが)

最近は材質も良くなって、強度も増していますが

むし歯を除去した後が大きすぎる穴になったり、噛み合わせに関わる部分には使用が難しい時がことがあります。

保険治療でのコンポジットレジン修復の前後ですが。

可能であればただ埋めるだけでなく、できるだけ自然な歯の形に近づけた詰め方を心がけています。

これくらいの小さなむし歯でもインレーと言われる小さな金属が入っておられる方もおられますが

できるだけ金属を使用した治療はしたくないので、当院ではご説明後にもっと大きな穴でもコンポジットレジンを使用した治療をすることも多いです。

保険診療の場合は様々な制限があり治療に限界がありますが、その中でできる限りしっかりした治療を心がけておりますし

保険外診療でやる場合にやり方や材料が自由になる分よりこだわった治療を行うことが可能です。

 

金属で治療をされていても、小さな場合は外してコンポジットレジンで修復する場合もありますが

基本的には小さな虫歯に行う治療なので、可能かどうかは実際に拝見してみないとわかりませんので(・・;)

もし気になっている歯があればお気軽にご相談ください。

他の治療方法についてはまた別の機会にご紹介したい思います!

 

9月はスタッフのお休みがあったりで人手が少ない日や時間もありますので

ご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが

ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

インプラント治療を考えるタイミング

山口県宇部市の歯科医院、「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。

宇部市でも朝晩が涼しくなってきて秋が近づいている感じがしますね(^^)

日中も風があれば日陰ではエアコンなしでも過ごせるくらいでしょうか

(この夏の診療日のお昼休みは院長室でエアコンなしで過ごしているので、あくまで体感ですが^^;)

ただ、暑さで気付かないうちに脱水症状になっていることもあるので、涼しくして水分補給を忘れずにされてください!!

 

タイトルですが

インプラントを考えるのは歯がない場所がすでにあるか、歯を抜かないといけなくなった場合ですが

前者の歯がない場合は、何かで補う必要があると思ったら考えやすいかと思います。

(インプラントはあくまで歯がない場所の治療方法の1つで、義歯やブリッジなどを含めて治療を考えますが、今回はインプラント治療についてのお話を)

後者のまだ歯があるけど抜かないといけない場合が難しいのですが

一般的によくあるのが抜かないと行けないから先に歯を抜いて、それから治癒を待って治療をどうしましょうか?となることです。

この場合抜いてから治療方法を決めるので、考える時間があったり、感染している場合は完全に治癒してからなので感染リスクなども減ります。

ただ、その時の大きな問題は時間が経つと骨や歯肉が大きく減ってしまうことです。

歯は骨の中で多くが頬側の方に寄っており、抜いた後は顎の骨が頬側から痩せていきます。

これは数ヶ月ですぐに起こってきます。

痩せた骨でインプラントができないという場合は骨造成と言われる、人工的に骨を作る治療をしてインプラントをするのですが

やはり無くなった骨を作るのは大変ですし、もし幅だけでなく高さもない場合は骨を作る難易度は格段に上がります(゚o゚;;

しかも、治癒に時間がかかり、大きく骨が無くなった場合は骨造成だけを行なって、骨ができてからインプラント治療となるのでかなりの期間を要します。

 

そうすると、どういったことを考えるか??

歯を抜く時に骨をなるべく減らさない処置をする、もしくは抜歯と同時にインプラントを入れてしまうことです。

こうすると、骨の吸収を最小限に抑えることができたり、治療期間を短縮することができます。

もちろん難易度が上がったり、抜歯する歯の状態によっては様々なリスクがありますが

後で骨を作ったり、歯肉を作るために何度もオペをしたりすることを回避できます。

こちらのCT画像ですが、歯を抜く前に診断を行い

抜歯と同時にインプラントを入れてしまう、抜歯即時埋入と呼ばれるオペをしています。

これで、歯を抜いて治癒を待つ期間と骨を作る期間、インプラントが骨とくっつく期間を同時に待てるので

通常の歯を抜いて治癒を待ってからインプラント治療をされる場合に比べて半分くらいの期間で治療を終えられます(°_°)

 

なので、当院でインプラント治療を考えるのは可能であれば抜歯前

抜歯する前にレントゲンや歯の状態を確認するために資料をとり、それに基づいて治療方法を考えて説明、治療方法を選択を頂いてから抜歯を考えます。

(もちろん歯を失う原因を考え、それを解決させるために全体的な治療が必要な場合はそういった説明もさせて頂きます)

難易度は高くなりますが

抜歯即時埋入が可能であれば選択しますし、インプラントを固定する骨がなければ抜歯した部位に骨や歯肉の吸収をできるだけ少なくする治療を行います。

その治癒を待ってからインプラント治療を行うことになりますが、大きく骨造成を行うことはなくなります。

(自然に抜ける手前のグラグラの状態などは、すでに骨の中に歯が埋まっておらず身体の免疫反応ですでに抜歯をしている状態なので上記の話と変わります)

 

当院ではできるだけ先に考えて、後で困らないように治療方法を考えたいと思っています。

あくまで当院のやり方なので、かかられている各医院、各先生で様々な考え方があると思います。

決して当院の考えが正しいものではないと思いますが

インプラント治療を考えておられる方に何かしらの参考になれば幸いです。

歯を抜いてから考えるではなく、可能であれば歯を抜く前に説明し検討して頂く

それが後々の治療をスムーズに進めることにつながることがありますし

ほとんどの歯科治療にもつながることだと考えています。

様々な治療方法を提示し選択して頂けるよう今後も研鑽を積んでいきたいと思っています。

8月後半

宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。

早いもので8月も後半に(^◇^;)

ちょっと前に少し涼しい日もありましたが、まだまだ暑い日が続いています。

特に日中は暑いので、脱水、熱中症には注意してお過ごしください!

新型コロナも県内の感染者はまだまだ多いですし

宇部市も感染者が多く、周りや患者さんでも感染したとお聞きすることも増えています。

感染が珍しいことではなくなっていますし

感染対策をしても罹ってしまうこともあるので(首相がかかるくらいですし…)

できる対策をして、体調が悪い場合は無理せず検査や病院に相談されてください!

 

新型コロナでいえば歯科の話としたら、歯周病とかかりやすさが関わりがあるという話も

色々な話が出ていて、実際はどうなのかまだまだわかりませんが。

やはり口腔内を清潔に保つことは体にとって良いことが多いので、歯ブラシやうがいなどで清潔に保ちましょう!

 

このような状況ですが

今の所制限もないため、感染に気をつけながら先日コースの最終回に参加してきました。

診療後の夜に1人で移動、新幹線の車内は人も少なく隣と前後は空席

ご飯も1人でテーブル席(他に完全に外科のお医者さんって会話をされてる3人組グループのみで、ちょっと安心?)

会場も3人がけテーブルに1人で着席、しっかり対策された状態で受講し修了書も受け取ってきました。

診断と治療計画や治療手順に特化した内容で、実習はゼロだったのですが

頭を使うので疲労感が凄かったですが、充実したコースでした( ^ω^ )

 

で、翌日は診療後に院内でウェブでの実習

こちらは被せ物の色付けを院内で自分でやる方法についてを、パソコンで講師の先生に教わりながら色付けをして

カメラに写して確認してもらいながら進めていく感じで

今までこのようなウェブ実習というのを受けたことがなかったので、カメラに写して確認して頂く難しさを感じながら

でも、院内で受けれることで感染リスクもなく実習ができるのは新しい形式で面白かったですね(^ ^)

 

様々な形態がありますが

学びは自由ですし、どんなことからでも学ぶ姿勢があれば勉強になるので

これからも学びを続けていきたいと思います。

 

8月も残り少なくなってきてますが、頑張って診療して参りますので

よろしくお願い致します!!

 

しかし、山口県でいえば甲子園は残念でしたね。

下関国際の皆さんの活躍は本当に凄かったです!

今回の活躍を見てたらミラクル宇部商業を思い出しました笑

宇部市の高校も頑張ってもらって、全国で活躍して欲しいですね。

新型コロナや戦争の話、政治の問題など暗い話ばかりですが、県内に明るいニュースを届けてくれて本当に感謝です。

暑い中で大変だったと思うので、ゆっくり休んで今しかできない高校生活を楽しんで欲しいですね

お盆休み

山口県宇部市の歯科医院、「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。

お盆休みはいかがお過ごしだったでしょうか??

当院は14日(日)〜本日17日(水)までお休みとさせて頂きました。

18日(木)から診療開始します。

予約の方も多数おられますが、何かお困りごとがありましたらご相談ください。

ただ、当院は予約制なので、できる範囲での対応となることをご理解頂けますと幸いです。

 

もしかしたらこの休み中に出張オペが入るかもしれないというのがあり

直前まで予定をなかなか立てられず…

特に何もできない休みになりましたが(・_・;

車の点検に行ったり

(お盆で店員さんも少なめ、お客さんも少なめで飲み物を頂きながらゆっくり読書ができました笑)

お墓参りに行きました。

お墓参りも久しぶりでというか、車で高速を使っての遠出自体も久しぶりでした。

そのせいか、意外に運転疲れが^^;

北海道時代は、移動距離の間隔がおかしい感じで

1時間くらいの運転は普通で当たり前と言った感じでしたが

最近は家と医院との往復、行って新山口駅くらいのものなので

たまには少し長い距離を運転したりも必要かもしれないと思いました(^◇^;)

 

それ以外はお盆休みほとんど室内で過ごしていました。

山口県は新型コロナの感染者が過去最高を更新したりと心配な状況なので

予定が立てられず、車の点検とお墓参り以外に何処かに行くこともなかったのはある意味良かったのかもしれません(笑)

 

家では溜まった本を読んだり

動画で、新しい設備のセレックについて勉強したり

あっという間に休みが終わった感じですが

少しゆっくりできたので、18日からの診療を頑張っていきたいと思います。

 

ちなみに、セレックというシステムは口腔内スキャナーと呼ばれるカメラで口の中を撮影し

そこからコンピューター上で被せ物などの設計を行い

そのデータを送って、院内で被せ物を作るシステム(データを院外に送って院外で作製することもできます)です。

虫歯などで歯を削った場合、一番汚染がないのが削った直後です。

そこから被せ物ができるまで仮蓋をしたりして数日経過すると、内部に汚れが入ったり細菌が侵入したりします。

ということは、削ってせっかく綺麗にしたところが汚染されてしまうということです。

なので、再度しっかり綺麗にするために被せ物を外したら音波ブラシなどで綺麗にしたり

薬品で綺麗にしたりして、歯に被せ物がつきやすいにようにするのですが

一番歯にとって良いのは削った当日に被せ物などを入れてしまうことです。

それが可能になるのが院内で行うセレックというシステムになります。

ただ、保険診療では口腔内スキャナーの使用制限などもあってまだ当日に被せ物を入れることが難しいですが

いつか保険診療に入ってくる可能性もあります。

保険診療でも、世界的に当たり前のことやメーカーさんが頑張って作っている良いシステムなどがどんどん入ってくるようになって欲しいですが

こればかりは国の方で決めてしまう話なので、自分達にはどうしようもないですが

できるようになった場合に備えたり

保険外診療でセラミックでの治療を希望をされる方には今でもできることなので

しっかり対応できるように機械に慣れたいと思います。

 

文章だけではわかりにくいと思うので

気になる方はご相談いただけたらと思いますし

セレックについてまた詳しく写真などを入れてブログで説明したいと思います^^;

1 2 3 4 5 6 7 8 38
歯科・沖田オフィス 〒755-0011  宇部市昭和町1-4-5
ご予約・お問い合わせは0836-39-8810
Copyright (C) 2014 OKITA DENTAL OFFICE All Rights Reserved.