骨が少ない場合
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
新型コロナの感染者が増えて、いよいよ第8波との報道が増えてきましたね
特に制限もないままのようなので、感染者は増えていくのでしょうが
今後も感染した場合の濃厚接触者の制限などがあるのなら社会は回らないでしょうし
国がどうしていくのか気になりますが
しばらくは、自分たちでできる感染対策を続けていくしかないですね(・_・;
今回はインプラント治療で、骨が少なくてそのままではインプラントを埋入(骨内に入れること)ができない場合についてですが
上顎の奥歯では特に上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる、鼻の横にある空洞が問題になります。
歯がなくなると必ず骨が痩せてきますが
上顎洞という空洞は徐々に拡大してくることがあり、それによっても骨の高さが減ってしまいます
そういったことから、上顎の奥歯を失って期間が経っているとインプラントをしたくても難しい状態になってしまいます。
そうなると、歯科医院さんによってはインプラント治療ができませんと言われてしまうのですが。。。
インプラント治療をするためにその上顎洞内に骨を作るオペがあります。
上顎洞底挙上術(じょうがくどうていきょじょうじゅつ)、サイナスリフト、サイナスフロアエレベーション、ソケットリフトなどと呼ばれるオペですが
(沢山呼び名はありますが、基本的には一緒のことです)
オペは主に2種類で
インプラント治療する際に、インプラントを入れる小さな穴から粘膜を持ち上げて骨を作る、主にソケットリフトと呼ばれる方法
これはある程度骨があるけど少しだけ足りない場合などに推奨されており
小さな穴からやるオペなので侵襲は少ないですが、見えていないところを感覚でやるので非常に怖いオペになります。
上顎洞の粘膜は非常に薄いので破れやすいのですが、それを直接見えてない状態でやるので粘膜の状態に気付きにくく。
もし粘膜が破れてしまったら、別の手術に切り替えないといけなくなる事もあるので
このオペはもう1つの主にサイナスリフトと呼ばれる、直接見ながら粘膜を持ち上げるオペができる必要があると言われています。
(ただ、正直にいうとソケットリフトはするけどサイナスリフトはできないといわれる先生も多くおられます)
もう1つがサイナスリフトと呼ばれる方法で
ほとんど骨がなくて、高さも幅も大きく足りない場合はこちらのオペが選択されます。
インプラントを入れる穴ではなく、別の部位に骨に少しだけ大きめの穴を開けそこから直接粘膜を見ながら持ち上げるオペになります。
こちらは侵襲が大きいですが、直接粘膜を見ながらやるオペなので粘膜が破れた時にも気付くことが可能です。
上顎洞の粘膜は非常に薄く、経験のある口腔外科医でも粘膜が破れてしまうリスクが比較的高いとても繊細なオペになります。
(以前のブログで、生卵の殻の内側の薄皮で練習している写真を載せております)
以前はかなり大きな穴を開けているオペが多かったですが、最近は拡大鏡や歯科用顕微鏡の使用で
できるだけ侵襲を減らすために、以前よりは小さな穴からオペをするための器具なども増えており
当院でも、そういった器具を導入しております。
こちらがオペ後のレントゲン写真ですが
白く卵状?ドーム状?に見える部分が、粘膜を持ち上げて人工骨を入れた部分になります。
これで数ヶ月待って、固まるのを待ってインプラントを入れていきます。
ちなみに、こちらは当院でのオペではありませんが、依頼された出張先で自分自身でやったサイナスリフトの術後の写真になります^^;
ピエゾサージェリーと呼ばれる術後の負担の少ない機械を用いたオペをし(当院から持参していきました(^_^;))
いつも使用している8倍の高倍率の拡大鏡も持参で、できるだけ小さな穴から小さな器具を用いてのオペをしています。
小さな術野にしたのと慣れない出張先でのオペで、思ったより時間もかかってしまい患者さんに時間的な負担をかけてしまったのが反省点でしたが…。
無事にオペも終わって、大した出血もなく終えることができました。
できるだけ歯を残す治療を心がけている分、当院ではインプラント治療は少ないですし
このようなオペを回避できるなら短いインプラント(ショートインプラント)の使用などもしており
当院の院内でのサイナスリフトの施術は今まで全くないのですが(^◇^;)
出張先ではこのようなオペをしておりますので、もし上の奥歯でインプラント治療がしたかったのにできなかったなど
何かありましたらお気軽にご相談ください。
もちろんオペなので必ず成功するものでもなく、骨の状態などで当院(自分の技量)では困難だったり無理な場合もありますし
様々なリスクもあるので
精密検査後にそういったご説明をさせて頂いて、ご納得頂いた上での処置になることはご理解ください。
現在、当院では歯科衛生士さんを募集しております。
このようなアドバンス的な治療も時にはありますが
コミュニケーションと説明、基本的な治療を大事にした治療をしております。
設備面も高度な滅菌機械、口腔内スキャナーなどの新しい設備、スタッフの負担を減らせるような設備の導入を積極的にしておりますし
社会労務士さんと顧問契約をして、労働環境の設備や休みを取りやすい環境をできるだけ整えられるように日々努力しております。
勤務開始日も急募というわけではないので、ご都合に合わせて相談の上でも可能と考えておりますし
パートであれば当院の希望の日や時間などはありますが、ご希望の曜日などがあれば相談の上で決めていけたらかとも思っています。
見学からでも構いませんので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
セラミック治療
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
今日は休診日でしたが、以前から依頼を受けていたため
出張オペに行ってきました。
詳しい出張オペの内容はまた別の機会にでも書きたいと思っていますが。
当院よりインプラントのオペが沢山ある医院でも、されていないようなオペの依頼を受けることがあります。
大学病院、総合病院で勤務をしていたので口腔外科を学んではいますが
口腔外科だけを専門で学びたいと思って打ち込んできた訳でもないので
神の手のような手術ができる訳でもなく、自分ができる範囲の外科手術しか対応はできないのですが…。
少しでも治療できる範囲を増やすべく、経験だけに頼らずセミナー参加等で努力をしております。
医療には絶対の成功はないので
自分の力を過信せず、それでも依頼されて受けた場合は精一杯できるだけのことをさせて頂くように心がけています。
年齢のせいか休みに出張オペも体力的にしんどい気もするので、いつまで可能かわかりませんが(^◇^;)
自分の技術や知識が誰かの役に立つなら、できる範囲でこれからも頑張っていきたいと思います。
今回はセラミック治療の前後です。
上の写真が術前の状態ですが
前歯の間にモノが詰まるので箸などで取っていたら前歯が開いてきてしまったそうです。
歯石なども沢山ついているので、歯石の除去など歯周病の治療が必要ですが
この見た目をどうしていくか
歯が動いてしまったということなので、元の位置に変えていくのは矯正治療が第一選択と考えます。
ただ、歯の大きさと空間の大きさから、元から歯と歯が空いていた可能性も高いので矯正治療だけで済むかは検討が必要です。
そのことを説明させて頂きましたが、残念ながら年齢的に矯正治療は受け入れて頂けず。
早くこの隙間を埋めて欲しいとの希望で、補綴治療と言われるセラミックの被せ物で対応しました。
こちらが被せた後の写真です。
なんとか工夫しながら神経を残して被せることができました^ ^
前歯が大きくなってしまいましたが、隙間がなくなって喜んで頂けました。
(治療中に仮歯で歯の大きさなどは確認しており、了承を頂いて最終的な治療をしております)
しばらく来院が途絶えてしまい心配しておりましたが
5年後に突然連絡があって来院された時の写真です。
前歯は欠けたりする事もなく、しっかり維持されており一安心しました(^^)
本来なら矯正治療を組み合わせることができたら、詰め物やベニアと言われる歯の表面にセラミックを貼り付けるだけでよかったかもしれず
大きく歯を削る必要もなかったかもしれませんし
もしかしたら矯正治療だけで隙間が埋まれば歯を削る必要すらなかったかもしれません。
理想的な治療ではありませんが、5年経っても問題なく維持されているので間違った治療ではなかったと考えております。
特に神経を残すことができているのが長く持つ秘訣なので、この治療を行う際に自分なりにこだわった部分であったので
来院されてない期間が長くても維持できていることは本当に嬉しかったです( ^ω^ )
(ただ、来院されてない期間で歯周病の悪化や奥歯の欠けなど問題は多数ありましたが(・・;))
事前にこのような説明をさせて頂いて、治療方法を選択して頂いておりますが
歯科医師が理想と思う治療でも、費用や期間の問題などもあって患者さんがそれを選択されるかはわかりません。
当院ではこういったことを事前に考え、ご予算などの事も考えながら治療プランを複数考えて説明させて頂きます。
(資料を取らせて頂かないと治療プランの検討ができないこともあるので、多少の期間が必要になります。)
その際にメリット、デメリットや将来的な予測などもお伝えして
最終的に患者さんに考えて頂いてご自身で選択をして頂くようにしています。
もちろんわからない点は説明させて頂きますが、医療はお試しができないため(一度削った歯は元に戻せません)
正直、いくつか選択肢を説明してもどうして良いかわからないと言われることも多いですが
治療期間や予算、将来的にどうしていきたいかなどを一緒に考えて納得された治療方法を選択して頂きたいと思っています。
商品紹介
こんにちは、歯科沖田オフィス、衛生士スタッフです。
今回は当院で販売しているフロスの紹介をします。
こちら→フロアフロスです。
384本の繊維からできていて、一回通すだけでプラークをごっそり絡めとってくれます。
繊維が優しいので歯茎に傷をつけにくく、毎日の歯のお掃除に最適です!
当院では、メンテナンスで来院していただいた方などに使用しています。
販売は、45メートルと250メートルの2タイプを提供しており、
小さい方は持ち運びとしても便利です。
興味のある方は、是非スタッフまでお声がけ下さい。
2022年11月1日 カテゴリ:未分類
根管治療(こんかんちりょう)、感染根管治療(かんせんこんかんちりょう)について
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
寒い日と思えば、気温が上がる日もあって
洋服選びにも悩む日が多いですが
秋晴れの日は気持ち良いですね( ^ω^ )
これから冬に向かって寒くなってくるので、体調管理にはお気をつけください。
今回は根管治療について
歯の中には歯髄(しずい)と呼ばれる神経や血管などが存在します。
虫歯で歯に穴が開いてくると、刺激が神経に伝わりやすくなって痛みを感じるようになります。
虫歯が大きくなって痛みが強くなってきたり、歯髄の方まで感染があると抜髄(ばつずい)と言われる、神経をとる処置を行うことがあります。
当院では、歯髄を保存することを第一に考えるので、抜髄処置を行うことはかなり稀ではありますが。
抜髄処置の時は感染の少ない状態なので、ここで根管治療をしっかりしておくことが大切です。
で、今回は不幸にも抜髄処置後に被せ物の隙間などから感染をして根の先に炎症を起こしている状態の
感染根管治療と言う治療についての治療前後の写真です。
写真の大きな白い頭の部分は金属の被せ物が入っています。
その歯の中に白い細い線のように見えるのが、根の中に詰めてある材料です。
で、もっと下の根の先にいくと周りが黒く丸くなっている部分が見えると思いますが
その黒い部分が、感染して炎症を起こしているところになります。
炎症といっても、この方は痛みもなくたまたま撮影したレントゲンでこの病変が見つかりました。
被せ物をしていても隙間ができてくると、内部に細菌が進入してきます。
それが根の先まで行くと、痛みもなく気づかないうちにこのように炎症が広がって根の先の骨がいたんでしまいます。
なぜ痛みがないか?ですが、これは神経がないので歯の痛みを感じることができないためです。
こうして徐々に炎症で骨が溶けてしまい、歯ではなく根の周りの炎症で腫れたりすると痛みが出てきますが
痛みや腫れが出てくるまではレントゲンやCTを撮ったりしない限りは骨の中の状態はなかなか気付けません。
治療は被せ物を外して、できるだけ感染を防ぎながら根の中に詰めてある古い材料を出来る限り除去します。
(古い材料に細菌が住みついてしまい、逆に感染源になっています)
しっかり感染した部分を除去して、きれいになったら中を洗浄したり消毒をして細菌を減らして最後はしっかり中を詰めていきます。
今の技術や機材、お薬では根の中の細菌を完全になくすことはできませんが
出来るだけ数を減らして活動できないようにし、綺麗にした内部を埋めて土台や被せ物で細菌の進入経路をしっかり塞ぐことによって
炎症が取れてきて身体がいたんだ部分を治してくれます。
我々歯科医ができることは、身体が治せる状況を出来るだけ作ってあげるだけで、あとは皆さんの治癒力に頼ることしかできません。
実際、以前根の中の治療をした後にこのように感染を起こして治癒する確率は低いと言われています。
この治癒する確率を少しでもあげるため、我々歯科医はできることをやるのですが。
必要に応じてCTで病変の位置や大きさ、根の中の神経が入っていた空間の形を把握
歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)などを使用して、10〜20倍に拡大して裸眼では見えない歯の中を見てしっかりきれいにする
特殊な機材やお薬などで、感染した部分を除去したり細菌を減らす
などをしていきます。
保険診療では、奥歯で根の中を埋める際に歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)の使用項目がありますが
一番大切な歯の中をきれいにする治療項目には歯科用顕微鏡の使用は残念ながらまだありません…。
日本の保険診療での根管治療は海外に比べると10分の1程度とされ、時間や材料に限界があったりします。
当院では保険診療でも出来るだけ歯科用顕微鏡を使用してできる限りの治療をしていますが
保険では一回の時間は限られるのと、中には高価な材料もあって保険診療では赤字になって使用できないものも多々あります。
ただ、
この写真のように、保険診療内でもできることをしっかりすると根の先にあった黒い部分が消えて、良好に治癒してきます。
当院では保険内での根管治療はもちろん、希望される方向けに自由診療(保険外診療)での根管治療も行っております。
もしご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
もちろん、保険診療で費用が安いと言っても、当院では根管治療時はできる限り歯科用顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)を使用して
(歯科用顕微鏡が使えない時も、当院では常時8〜10倍の拡大鏡を使用して診療にあたっております)
良心に恥じない治療をモットーに、できる範囲のことは全力で診療をしておりますのでご安心ください。
(自由診療(保険外診療)の根管治療の際は、必ず歯科用顕微鏡を使用と長めの時間設定、その歯にあった適切な器具や材料の選択、感染対策などをよりしっかりするなどの違いがあります)
根の治療は見えないですし、痛みも出にくいのでわかりにくいですが
歯を残すためにはとても大切な治療になります。
ただ、一番は神経を取らないことなので
まずは虫歯を予防して、不幸にも虫歯ができてしまったら神経を守る治療を行うことが大切です!!
当院では、現在スタッフを募集しております。
顧問社会労務士さんがおり、労働環境などを整えて何かあれば社会労務士さんに相談しやすいようにしていたり
社会保険にも加入しております。
募集要件や条件面なども変わることがあるので、最新の状態はハローワーク等でチェック頂くことが可能です。
(ハローワーク以外のサイト等では、条件が変わっていても反映が遅いことがあります。)
見学からでも大丈夫ですので
もしご興味のある方はお気軽にお問い合わせください!
11月休診日のお知らせ
11月休診日のお知らせです(*^^*)
休診日 3日、6日、9日、13日、16日、20日、23日、26日、27日、30日
3日(木)が祝日でお休みのため、2日(水)は診療いたします。
26日(土)は院長学会出席の為お休みです。よろしくお願いいたします。
詳しいご予約状況は当院までお問い合わせ下さい。
2022年10月25日 カテゴリ:未分類
new制服!
こんにちは!久々のスタッフ川﨑です☺️
少し経ってしまいましたが、10月から制服が新しく変わりました🤗
患者様にも、何人かに替わったねと気付いて声をかけて頂きました♪
最近テレビでもやっていたのですが、コロナ禍でマスク着用が当たり前になり、リモートなどの在宅ワークが増えたりと顎関節症で歯科に受診されている方が増えているそうです!
私自身も最近噛み合わせが変わったからか、マスクをしている時間が増えたことや、顎でマスクをずらしたり顎に負担がかかっていたのか、顎関節症になり当院の先生に診てもらいました!
寝ている間に歯ぎしりや食いしばりなどもしており、痛み止めを処方してもらいました。
今は痛み止めを飲まず落ち着いたのですが、ひどくなるようならマウスピースを作っていくようになるそうです。
ストレスや、普段の癖などでも、顎や歯に負担をかけていることもあるので、
口が開けづらいや、顎が痛い、顎がカクカクなるなどの症状があれば、一度ご相談してみて下さい😀
最近は急に寒くなったり、日中はまだ暑かったり、
体調も崩しやすいので皆様もお気をつけ下さい☺️
インプラント治療について
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
宇部市もいきなり気温が下がってきて秋というか冬を感じるような勢いですが(・・;)
少し前までかなり暑い日が続いたと思ったらこの気温差なので
体調管理には十分にお気をつけください。
また、最近来院される方の顎の不調や、歯軋りや食いしばりを近くされる方が多いです。
寒くなってきたせいかもしれませんが、歯を当てすぎると顎の筋肉や顎関節に負担がかかるので(もちろん歯にも)
お口を閉じている時(唇を閉じている状態)で歯が当たっている方は歯を離してください
正常な状態で1日のうち15〜20分しか歯が当たらないと言われているので
それ以上当たってしまっている方は注意が必要です。
ここで全てを書くには難しいので、詳しいことはお気軽にご相談ください。
今回はインプラント治療について
歯の無い場所に、チタン合金製のネジのような形をしたフィクスチャーと呼ばれる本体を埋め込み
その上にアバットメントと呼ばれる土台部分をたて
その上に被せ物の歯を作ることによって、歯を失った場所に歯の代わりに固定式の被せ物を作る方法です。
(術前) (術後)
左の術前の写真ですが、この方は写真の右側の奥歯がありません。
そこにインプラントを2本埋入し、インプラントによる3本分のブリッジを作製しました(右の術後の写真)。
この方は口腔内を立て直すために全体的な治療が必要で、写真左側の1本歯が無い部位に自分の歯を使ったブリッジ治療をしたり、奥歯に被せ物をしたり
前歯は矯正治療ができず虫歯もあったので、セラミックを表に貼り付けるベニア修復を行い、できるだけ歯並びや形態を改善させました。
右側の術後の写真のように、奥歯の無い部分にインプラントをすることによって固定式の歯を作れてしっかり噛めるようになったり
通常のブリッジ治療のように自分の歯を削ることなく治療が可能であったりと
インプラント治療にはメリットが多々あります。
ただ、別の面として
保険治療では通常のインプラント治療はできないので費用がかかること
(悪性腫瘍などで歯を失った場合などは大学病院など一部の施設で保険診療内でのインプラントが認められています)
自分の歯に比べて感染した時に抵抗性が弱く進行が早いこと
噛み心地や感覚などは自分の歯に劣ること
自分の歯は年齢と共に移動しますが、インプラントは基本的に動かないので自分の歯とインプラントの歯との間に隙間ができることがある
などなどいくつかデメリットもあります。
そのため、インプラントは定期的な管理が大切です!!
歯がなくてしっかり噛めない場合は、残った歯に負担がかかり過ぎるので
インプラントでしっかり噛めることによって残った歯の負担を防いでくれたり
片方の奥歯がなくて片側ばかりで噛んでいると顎に負担がかかったりすることがありますが
そういった場合には、うまく使うことでインプラントはとても役立ってくれます。
この方も、入れ歯からインプラントになって両方の奥歯でしっかり噛めるようになり、食事も美味しく食べれて健康的な生活を送られております( ´ ▽ ` )
インプラントも様々なやり方、使い方があるので文章で全て書くのは大変なので
詳しいことやご興味がある方はお気軽にご相談ください。
まだスタッフの体調が戻らず
スタッフの人数が少なくてご迷惑をおかけしてしまうこともあるかと思いますが
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
また、当院ではスタッフを募集しております。
ご興味がある方はお気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。
見学も随時受け付けております!
寒くなってきましたが、体調に気をつけて頑張って診療してまいりますので
よろしくお願い申し上げます。
ブリッジ治療の説明とスタッフ募集について
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
早いもので今年も10月になりましたね。
暑い日が続いていたのが、今日くらいから涼しくなってくるようなので
寒暖差で体調を崩しやすい時期なので気をつけてお過ごしください。
(ニュースでは今日からいきなり涼しくなったと思ったら、来週の連休明けがまた気温が上がるとの報道がありました(・_・;)
体調を崩すと歯周病で歯周ポケットが深い場所などは炎症を起こすことがあります。
歯茎が痛い腫れたはもちろん、歯が浮いたような感じなどの違和感がありましたら早めにご相談ください。
最近、ずっとウェブでの学会やセミナーでの勉強をしていますが
先日、久しぶりの学会にリアル参加をしてきました。
乗客の少ないこだまで移動、久しぶりにお会いする先生と2人で前日食事をして近況を語り合い
感染対策をしながら翌日は著名な2人の先生の講演を聞いてきました。
著名な先生同士が互いの得意分野で連携をしながら素晴らしい治療結果を出されておりました。
素晴らしい話ですが、なかなか1人では真似できなような治療で。。。
当院も自院では困難な矯正治療などは必要があれば連携をとって診療にあたっていますし
知り合いの先生からはインプラント絡みの外科のオペを依頼されて連携をさせて頂くこともあるので
自分ができる治療の精度を上げて頑張っていきたいと、改めて思いました。
今回の治療方法のブリッジについての説明ですが
歯を1〜数歯失ってしまった場合、前回のブログに書いた義歯治療がありますし
他にインプラント治療や、ブリッジ治療があります。
義歯は取り外しがあるので、動きやすくて噛む能力は低いのですが
自分の歯をあまり削ったりせずに作製できたり、割れた時の修理や他にまた歯を抜く必要が出た際に場合によって歯を足すことも可能です。
ただ、しっかり固定された歯で違和感が少なく噛みたいとなるとインプラント治療やブリッジ治療になりますが
今回はそのブリッジ治療について
失った歯の隣の歯を削る必要があったり
(元からブリッジが入っていたり、被せ物が入っている場合などはさらに大きく歯を削ることは少ないので選択しやすい治療かもしれません。)
失った歯を他の歯で補って負担させるので、残った歯に負担がかかるデメリットがありますが
自分の歯を使って固定式の歯が入るので噛み心地などに違和感は少ないです。
こちらの方は元々ブリッジが入っておりました。
保険診療内でのブリッジは失った歯の種類によってつなぐ歯が決められております。
この方は前から3番目の歯を失っておられました(左の写真は歯の色を見るため、見本のようなものを置いて写真撮影をしています)
そこは大きな歯なので両隣の歯だけでなくさらに手前か奥の歯どちらかブリッジに含めるために削る必要がありました。
元々、保険適応でないブリッジで、さらに健康な歯を削るのに抵抗があったので
保険診療で認めてないつなぎ方で負担が大きいことなどを説明させて頂いた後に、以前と同じ両隣の2本の歯だけでブリッジが入るようにして
オールセラミックでのブリッジ治療をしました。
もうかなり前の治療になりますが、患者さんには喜んで頂けた治療となりました(写真を見ていると当時がとても懐かしいです^^;)
ブリッジにも適応症がありますし、ブリッジで繋げるために使う歯に負担がかかるので
歯周病があると治療して安定してから、もしくはブリッジの適応として難しいこともありますし
判断が難しいこともありますので
検査や治療の反応をみてからないと可能か判断しにくいこともありますので
治療法について気になる方は、まずはご相談ください。
先月からスタッフが体調不良でお休みを頂いたりでご迷惑をおかけしております。
新型コロナ等ではないのでご安心頂けたらと思いますが
体調が戻るのに少し時間がかかるかもしれません。
また当日体調不良だと無理に勤務させるわけにもいかないこともあります。
スタッフが少なく、診療や会計などでご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
また、現在当院ではスタッフを募集しております。
開業時から滅菌等には力を入れておりますし、社会労務士さんと顧問契約をして労働環境の整備にもつとめておりますし
社会保険や厚生年金などにも加入しております。
見学だけも可能ですので、興味があればまずはお気軽にお問い合わせください!!
入れ歯治療について
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
先週の台風に続いて、東海地方では大雨だったようですね(・_・;
週末、知り合いの方が歯科の大きな学会が名古屋であって、新幹線が止まって着くまでが大変だったと言われてました。
自分も先週の台風では、新幹線が止まるという話で福岡の勉強会への参加をキャンセルしましたが
(台風で新幹線が止まるという話でホテルに相談したら、天候の件は仕方ないからキャンセル料も無くて大丈夫ですと言って頂き助かりました(^◇^;))
今回の学会は参加予定でもなかったのですが
学会に参加された皆さんが問題なかったことを願うばかりです。
今回は入れ歯について
歯がなくなった場合、その後どうするかは大きく分けると4つあります。
1:隣に歯があればブリッジ治療
2:義歯(入れ歯)
3:インプラント
4そのまま何もしない
これ以外に矯正治療で抜いたスペースを埋めるなどの方法もありますが、ちょっと特殊なので含めません^^;
大まかにこの4つがあると思います。
お口の中の状態を見て、治療方針などを何が良いかなどを考えていきますが
患者さんの方でインプラントなどは費用や外科的な治療を伴うので難しい場合があります。
当院ではいくつか選択肢を考え、何が良いかをお伝えしながら一緒に検討していくことが多いですが。
この方はインプラントは怖いという気持ちが強く、義歯を選ばれました。
ただ、保険の入れ歯で使う金属のバネが見えるのが審美的に我慢できなくて嫌だと強く言われました。
それで下の写真ですが
金属のバネを使わないノンクラスプデンチャーなどと言われる義歯を希望され、作製し装着しております。
金属の代わりにピンク色の歯茎に近い色の材料を伸ばして歯の周囲を少し囲むようにして入れ歯を安定させております。
ただ、モノを噛むと入れ歯が沈み込んで痛みが出てしまうこともあるので、金属の歯の上にレストと言われる沈み込みにくくする装置を付けています。
このレスト、非常に大切なモノなのですが
たまに他の医院さんで作った入れ歯でレストが付いていない入れ歯を見かけます。
これがないと入れ歯の沈み込みが強くなり、見た目は良いけど痛くて噛めない入れ歯になってしまうことがあります。
こういった、食事で使えない入れ歯はおでかけ用にしか使えないことが多く
食事の際は別の入れ歯を使われると言われる方もおられたりします。
このレストですが、力がかかるので金属で作ることが多いですが
どうしてもの時は白い材料で作製も可能です。
この方は金属の歯にレストをかけるので金属で問題がなかったのですが
どうしても白いレストを希望される場合はご相談ください。
(金属は壊れにくいですが、白い材料は壊れることがありますので、噛み合わせ等でオススメしないこともあります。)
ちなみにこの金属のバネを使わない入れ歯は自由診療(保険外治療)になります。
(保険内での入れ歯は材料が決められておりますので、金属を使う以外に方法はありません。)
作製する入れ歯の大きさや材料によって価格が変わりますので、気になる際はお気軽にご相談ください。
台風
山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
先週末から今週初めの台風
久しぶりに山口県を通るルート、しかも過去最大級(・_・;
どんな被害が出るかと心配しておりましたが
宇部日報さんの記事を読むと宇部市内では思っていたほどの被害はなかったようで一安心でした。
当院も幸いなことにゴミがかなり飛んできたくらいと(ペットボトルやよくわからないメモのような記載の紙、大量の落ち葉などなど)
一時的な停電?のせいかレントゲンのバックアップ用の電源が落ちていたため、朝の準備に手間取ったくらいで済みました(^◇^;)
ただ、全国的には大雨や風での転倒など被害にあわれた方々も多いと思うので
早い復旧を願うのと、しばらくは災害が来ないことを願うばかりです。
まだ台風シーズンだと思うので
これから心配ではありますが
コロナ対策だけでなく、台風などの災害にも気をつけてお過ごしください。
2022年9月21日 カテゴリ:院長